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2023年新年の決意 ~エネルギー危機にも強い経済、すべての人が希望を持てる包摂的な社会を実現します~
新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。今世界は時代の大きな転換点を迎えています。コロナ禍、ロシアによるウクライナ侵略、気候変動という3つの世界的な危機に加え、さらに我が国では少子高齢化、人口減少という課題への対応も求められています。本年も引き続き、全力で経済産業大臣の職責を果たしてまいります。
エネルギー安定供給と脱炭素化を実現します
昨年成立の補正予算で、電力・ガス料金・ガソリンなど燃料油価格の負担軽減策を実施すると同時に、省エネ対策も大胆に拡充・強化しました。また、脱炭素化とエネルギー安定供給の両立に向けて、再エネを最大限導入するとともに、原子力も脱炭素エネルギーとして活用してまいります。再エネについては、例えば昨年末にさらに洋上風力の4海域での入札を行い、2030年までに原発10基に相当する導入開始を目指します。また、原子力規制委員会が世界で最も厳しい新規制基準に適合すると認めた原子力発電所については、地元の理解を得ながら再稼働を進め、安全性の確保を大前提とした運転期間の延長、次世代革新炉へのリプレース(廃炉の後の建設)などを進めます。
「投資・イノベーション・所得向上」の好循環を実現します
産業界から2027年に毎年100兆円の設備投資という力強い見通しも示され、企業の投資意欲はこれまでになく高まっています。バブル期に匹敵する企業の投資・賃上げ意欲の高まりを後押しします。昨年の補正予算でも、①半導体・蓄電池やバイオものづくり(二酸化炭素CO2から化粧品等をつくる)等の研究開発・投資の支援、②電気自動車等の購入やインフラ整備の支援、③スタートアップによる新たな産業創出の支援、④リスキリング(職業訓練)を支援し正規・非正規、社内・転職問わず、キャリアアップを応援してまいります。
中小企業の支援に万全を期します
中小企業を応援するべく、昨年の補正予算で、資金繰り支援、価格転嫁対策、生産性向上など約1兆円を用意しております。また、価格転嫁を進め、賃上げに繋げてまいります。
福島の復興・廃炉は最重要課題。漁業者を支援します
福島には就任以来4回訪問しました。福島第一原発を訪問し廃炉やALPS処理水対策を着実に実施します。一昨年創設した300億円に加え、昨年の補正予算で新たな基金500億円を計上し、燃油使用量削減など全国の漁業者を支援します。
日米同盟を基軸に、同志国と連携を強化します
昨年末に安全保障3文書を閣議決定しました。経済産業大臣の立場から、防衛産業の基盤を整備・確保します。適正な利益の確保、スタートアップ含め民生先端技術の積極活用を進めます。また、安全保障上意義の高い防衛装備移転を円滑に行うため装備移転三原則等の見直しも検討します。
また、昨年末にはサウジアラビア、オマーン、マレーシアを訪問し、原油・LNGの安定供給、水素・アンモニアなどクリーンエネルギー分野での協力を確認しました。
本年は、日本がG7の、アメリカがAPECの議長国を務め、日ASEANが友好協力50周年を迎える重要な年です。同志国との連携を強化し、日本の平和と安全に全力を尽くします。
強い使命感を持って取り組みます
これらの取組を着実に実行し「投資・イノベーション・所得向上」の3つの好循環を実現します。
〈補正予算・来年度予算の主な事業〉
○資金繰り支援や価格転嫁対策、生産性向上など中小企業・小規模事業者の支援を強化します。事業再構築支援5,800億円(最大1.5億円補助)、生産性向上支援2,000億円(ものづくり補助金最大5,000万円補助)、資金繰り支援2,981億円など約1兆円を確保しています。
○省エネルギー対策として、最大20億円の省エネ設備導入補助はじめ今後3年間で5,000億円規模の事業者向け支援を実施します。家庭向けには、国土交通省・環境省と連携し、省エネ住宅の新築・改修への支援に1500億円、住宅の断熱改修への支援に1,000億円、給湯器の高効率化への支援に300億円、合計約2,800億円の支援を実施します。
○出産育児一時金を42万円から50万円に引き上げます。妊娠時から出産・子育てまで一貫した伴走型の相談支援、妊娠届出・出生届出を行った妊婦・子育て家庭に対する経済的支援(計10万円相当)をあわせたパッケージを継続します。
○防衛関係費6.8兆円(対前年度 1.4兆円)を確保しました。トマホーク購入などスタンド・オフ防衛能力、イージス艦・早期警戒機などの統合防空ミサイル防衛能力、施設整備を中心に抜本的に防衛力を強化します。
○明石川河川改修、山手環状線大窪工区、国道28号線、洲本バイパスなど地元の予算を確保し着実に整備してまいります。
本年は卯年です。大きな耳で様々な音を聞き分け素早く飛び跳ねるうさぎのように、よく聞き俊敏に行動する、そのような一年にしたいと思います。日本が挑戦し変革していく姿を国内外に発信できるよう、新しい一歩を踏み出したいと思います。すべての人が希望を持てる包摂的な社会を実現すべく全力で取り組みます。引き続きのご指導・ご支援をよろしくお願いします。
エネルギー安定供給と脱炭素化を実現します
昨年成立の補正予算で、電力・ガス料金・ガソリンなど燃料油価格の負担軽減策を実施すると同時に、省エネ対策も大胆に拡充・強化しました。また、脱炭素化とエネルギー安定供給の両立に向けて、再エネを最大限導入するとともに、原子力も脱炭素エネルギーとして活用してまいります。再エネについては、例えば昨年末にさらに洋上風力の4海域での入札を行い、2030年までに原発10基に相当する導入開始を目指します。また、原子力規制委員会が世界で最も厳しい新規制基準に適合すると認めた原子力発電所については、地元の理解を得ながら再稼働を進め、安全性の確保を大前提とした運転期間の延長、次世代革新炉へのリプレース(廃炉の後の建設)などを進めます。
「投資・イノベーション・所得向上」の好循環を実現します
産業界から2027年に毎年100兆円の設備投資という力強い見通しも示され、企業の投資意欲はこれまでになく高まっています。バブル期に匹敵する企業の投資・賃上げ意欲の高まりを後押しします。昨年の補正予算でも、①半導体・蓄電池やバイオものづくり(二酸化炭素CO2から化粧品等をつくる)等の研究開発・投資の支援、②電気自動車等の購入やインフラ整備の支援、③スタートアップによる新たな産業創出の支援、④リスキリング(職業訓練)を支援し正規・非正規、社内・転職問わず、キャリアアップを応援してまいります。
中小企業の支援に万全を期します
中小企業を応援するべく、昨年の補正予算で、資金繰り支援、価格転嫁対策、生産性向上など約1兆円を用意しております。また、価格転嫁を進め、賃上げに繋げてまいります。
福島の復興・廃炉は最重要課題。漁業者を支援します
福島には就任以来4回訪問しました。福島第一原発を訪問し廃炉やALPS処理水対策を着実に実施します。一昨年創設した300億円に加え、昨年の補正予算で新たな基金500億円を計上し、燃油使用量削減など全国の漁業者を支援します。
日米同盟を基軸に、同志国と連携を強化します
昨年末に安全保障3文書を閣議決定しました。経済産業大臣の立場から、防衛産業の基盤を整備・確保します。適正な利益の確保、スタートアップ含め民生先端技術の積極活用を進めます。また、安全保障上意義の高い防衛装備移転を円滑に行うため装備移転三原則等の見直しも検討します。
また、昨年末にはサウジアラビア、オマーン、マレーシアを訪問し、原油・LNGの安定供給、水素・アンモニアなどクリーンエネルギー分野での協力を確認しました。
本年は、日本がG7の、アメリカがAPECの議長国を務め、日ASEANが友好協力50周年を迎える重要な年です。同志国との連携を強化し、日本の平和と安全に全力を尽くします。
強い使命感を持って取り組みます
これらの取組を着実に実行し「投資・イノベーション・所得向上」の3つの好循環を実現します。
〈補正予算・来年度予算の主な事業〉
○資金繰り支援や価格転嫁対策、生産性向上など中小企業・小規模事業者の支援を強化します。事業再構築支援5,800億円(最大1.5億円補助)、生産性向上支援2,000億円(ものづくり補助金最大5,000万円補助)、資金繰り支援2,981億円など約1兆円を確保しています。
○省エネルギー対策として、最大20億円の省エネ設備導入補助はじめ今後3年間で5,000億円規模の事業者向け支援を実施します。家庭向けには、国土交通省・環境省と連携し、省エネ住宅の新築・改修への支援に1500億円、住宅の断熱改修への支援に1,000億円、給湯器の高効率化への支援に300億円、合計約2,800億円の支援を実施します。
○出産育児一時金を42万円から50万円に引き上げます。妊娠時から出産・子育てまで一貫した伴走型の相談支援、妊娠届出・出生届出を行った妊婦・子育て家庭に対する経済的支援(計10万円相当)をあわせたパッケージを継続します。
○防衛関係費6.8兆円(対前年度 1.4兆円)を確保しました。トマホーク購入などスタンド・オフ防衛能力、イージス艦・早期警戒機などの統合防空ミサイル防衛能力、施設整備を中心に抜本的に防衛力を強化します。
○明石川河川改修、山手環状線大窪工区、国道28号線、洲本バイパスなど地元の予算を確保し着実に整備してまいります。
本年は卯年です。大きな耳で様々な音を聞き分け素早く飛び跳ねるうさぎのように、よく聞き俊敏に行動する、そのような一年にしたいと思います。日本が挑戦し変革していく姿を国内外に発信できるよう、新しい一歩を踏み出したいと思います。すべての人が希望を持てる包摂的な社会を実現すべく全力で取り組みます。引き続きのご指導・ご支援をよろしくお願いします。