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中国・ロシア出張報告(その②)「パラリンピック熱戦~明石出身のお二人、大活躍!~」
1.9月6日の開会式の翌日、9月7日(日)は、パラリンピックに出場している地元明石の選手の応援にかけつけた。
最初に、車イス卓球の別所ミキヱさん。会場の北京大学体育館に向かう(写真①)。別所さんは、試合開始当初、やや緊張気味だった。相手はアメリカの(おそらく)20才くらいのサウスポー()。別所さんは、ご自身が話しておられるとおり日本選手団最高齢の60才(!!)だから、自分の年齢の3分の1のような相手である。観客席からはお孫さんから「おばあちゃん、がんばって!」の声が飛ぶ()。思わずみんなで苦笑い。

2.車イスの卓球だけに、お互いに横には動きづらく、両サイドの厳しい所を攻め合うが、結局3-1で別所さんの貫禄勝ち()。応援に来た甲斐があった。明石の共産党の市会議員の椿野利恵さん、別所さんの息子さん家族、そして、もう一人の車イス卓球選手・岡紀彦さんとともに勝利を祝う()。是非次もがんばってほしい。

3.次は、女子シッティング・バレー。足の不自由な方々が、座ったままでバレーを行う競技である。足も使ってよく、全身を使っての激しい動きが続く。日本チームの中でも、特に「背番号3」地元明石の岡平ゆかりさんを応援する()。福祉施設「大地の家」の職員で、自ら身体障害を持ちながら知的障害のお世話をされている。その岡平さんも必死でボールを追う()。相手は体もひと回り大きくパワーもあるオランダ。厳しいボールが飛んでくる。オランダチームには片腕を失っている選手もいる()。みんな障害を持ちながら、全力で戦っている姿は胸を打つ。結果は、残念ながら3-0でストレート負け()。悔しいが、予選リーグは4カ国総当たりであと2勝すれば、まだチャンスはある。是非がんばってもらいたい。全国から応援に来られた皆さんと一枚()。

4.昼食は、中国の友人と意見交換を兼ねて。場所は、中国のシリコンバレーと言われた「中関村」で。久しぶりに訪れたが、新しいビルが確実に増えている()。その後、中連部(中国共産党中央対外連絡部)の対日政策、外交政策全般を担当している幹部と面談。対北朝鮮への協力やギョーザ問題の早期解決、首脳間で合意した東シナ海の共同開発等について意見交換()。

5.夕方は、宮本大使と日本企業の方々と懇談。中国市場でのビジネスチャンスの拡大についてそれぞれの立場からご意見を伺った。

6.この日は、深夜午前2時の便でロシア・ハバロフスクに向かう予定である。それまでの時間は、通産省時代の同期で、この8月に在北京公使になられた波多野淳彦さんのご自宅で、オリンピック談義や懐かしい話などをしながら過ごした。