BLOG

カンボジア出張(その②)3月20日~3月23日
1.21日(金)夕方18時、シンガポール航空でプノンペンからシンガポールへ。機内でも、皆にかわいがられる二人(写真①)であるが、次女はやがて疲れで爆睡()。やはり子供は子供。何事にも物おじしないとは言え、知らない異国の地での様々な体験である。よほど疲れているのだろう。
シンガポールはトランジットのみで、明朝インドネシア・ジャカルタに飛ぶが、何とシンガポールのエアポートホテルは空港内にあり()、入国手続きも行わない。さすが「国際ハブ空港」である。空港内の店も深夜まで開いている。思わず、パジャマ姿でネクタイやお土産の買い物に行ってしまった(笑)。

2.22日(土)は、朝7時50分のシンガポール航空でジャカルタへ。シンガポール航空のサービスは抜群である。子供たちの名前を覚えて、名前で呼んでくれるし、キメ細やかにサービスしてくれる。

9時すぎにジャカルタ着。私にとっては約15年ぶりのインドネシアであるが、高層ビルが立ち並んでいることに驚く()。それでもまだ「足りない」(ゴーベル・インドネシア日本友好協会理事長)そうだ。午前中は、国立博物館を訪問し、独立記念のモナス塔()に登る。
国民の80%を占めるイスラム教の大きなモスクのすぐ横に、キリスト教の教会があることを見て、多民族・多宗教国家インドネシアの現実を目の当たりにする()。1万7千の島々(日本は約7千)、約300の民族、約500以上の言語から成る多民族国家・インドネシアである。

3.昼は、盟友ゴーベルさんとの昼食。来日されたとき何度も食事をともにさせて頂いた(2007年5月27日今日の1枚参照)。日本にも留学され大変な親日家である。ゴーベルさんもご子息アルフ君を連れてこられ、楽しい食事会となった()。アルフ君は、この夏からオーストラリア中学校に3年間留学、その後は日本の高校に留学の予定である。国際化する世界の一端を垣間見た。また、インドネシアでも、中央銀行の総裁が議会で否決され、日本とよく似た状況だそうだ。お互いの政治情勢などを話しつつ、両国の交流促進を確認。
午後は、子供たちを連れて市場()や植物園を見学。鳥インフルエンザを心配しながらも、娘たちは鳥やウサギが売られている店に惹かれて立ち寄る()。植物園では、高い木のてっぺんにコウモリの大群を発見()。大喜びの娘たちである。(実はコウモリは、鳥類と哺乳類の中間・両方で極めておもしろい動物だそうである。ひょっとすると、インドネシアにおける鳥インフルエンザの広がりと関係があるかもしれない。)

4.夕方にジャカルタ空港に着いたところ、成田行のJAL便が機材故障のため欠航と聞き、慌てるが、ガルーダインドネシア便の席が確保できひと安心。しかし、23:59発の便のため、約4時間を空港で過ごす。二人は持ってきた春休みの学校の宿題をやりつつ、やがて椅子の上でスヤスヤ…。搭乗の時間となり、起こして飛行機まで歩かせるのに一苦労したが、飛行機に乗ってしまえばすぐにバタンキュー。日本時間朝8時くらいまで爆睡。朝食の間も寝ていたが、成田到着後も至って元気な二人である。私自身は、いつもの気軽な一人での出張ではなく二人を連れての旅だったため、神経を使いすぎたのか、いつもより疲労感が大きい。しかし、子供たちが貴重な経験をし、お腹も壊さず、無事帰国できたことが何よりうれしい。カンボジアとインドネシアの発展ぶりを確認でき、旧友とも親交を深めることができた。やはり世界の動きをしっかり認識しなければならない。その上で、スピード感のある仕事をすべく、決意を新たにしたところである。