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カンボジアに出張(その①)
1.この年末、韓国から帰国してすぐさま、自民党の「アジアの子供たちに学校をつくる会」の常任幹事として、カンボジアを訪問した。この会の会長は安倍晋三総理であり、もう10年も前から、学校のないアジアの地域に小学校を建設・寄贈してきているのである。私も、2003年当選後、本メンバーとなり、今回は、カンボジアの首都プノンペンの南へ車で約1時間半のところの、タケオ州に「クディトンテム小学校」を建設し、その贈呈式に出席したのである。

2.カンボジアは、長い間の内戦のため、未だに一人当たり所得が450ドル(≒約5万円)/年であり、学校の整備も充分でない。学校の絶対数が足らないため、1つの学校で「朝の部・昼の部」など二部制にして生徒数をカバーしたりしている。この「アジアの子供たちに学校をつくる会」でも既にカンボジアに4校建設・寄贈しており、今回が5校目であるし、また、日本のNPO法人「JHP・学校をつくる会」では何と200近い学校をカンボジアを中心にアジアの国々で建設・寄贈してきている。

3.贈呈式典では、約1000名もの村民の参加のもと、フン・セン首相の側近であるソック・アン副首相が出席し、スピーチを行うなど、盛大に開かれた。もともと親日的な国民性である上に、益々日本のことが好きになってくれる。カンボジアでは日本語の勉強熱が盛んであり、こういう親日的な国を大事にすべきなのである。折しも、米国シェブロンと日本の三井石油開発が洋上の油田開発に成功し、2009年から商業生産を開始する。現在のカンボジアの国家財政とほぼ同等の石油収入が見込まれるとのことである。産油国・カンボジアの誕生を祝したい。

次回(その②)は12/31にアップ予定です。

  • 私たちが贈呈したクディトンテム小学校。
  • 通称「ともだち小学校」です。
  • コール・ペン教育大臣(中央)を囲んで。
  • ものすごい数の住民が式典に参加してくれました。
  • ソック・アン副首相と。
  • 生徒たちが旗を振っての大歓迎です。
  • 仏教徒のお年寄りもたくさん参加してくれてます。
  • 私の名前も刻まれたプレートを学校に飾ってくれます。
  • アン副首相とともにテープカット。
  • 子供たち一人一人にノートと鉛筆をプレゼントしました。みんな緊張して堅くなっていましたが、礼儀正しく、そして、うれしそうでした。
  • 日本がプレゼントしたピアニカで歓迎の音楽を奏でてくれます。
  • 植樹もしました。この木がどう成長しているか、この村がどう発展しているか、5年後、10年後にまた訪問したいです。