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インド出張報告(その3) <日本企業に進出を薦めたい「チェンナイ」(旧マドラス)>
1.5/3(火)夜、チェンナイ(旧マドラス)に入った。ここでは、AOTS((財)海外技術者研修協会)の研修生としてかつて日本で企業の技術研修を受けた方約30名、そして、チェンナイのIT企業、タミルナダ州政府のIT担当次官が大歓迎してくれた。AOTS同窓会の会長のランガサナンさんが、この度、日本政府から勲章を受章されたことも重なり、大変楽しい会であった。そして、いくつかのおもしろい発見もあった。

① 「タミール語が日本語のルーツ」という学説もあるそうだが、確かによく似た言葉や慣習がある。日本の「辛い(からい)」は「カラム」、「川(かわ)」は「カーワ」「とんぼ」は「トンビ」、「柔らかい(やわらかい)」は「アワラカイ」。そして日本と同じように、七五三やひなまつりの習慣があるという。

②また、AOTSの仕組みを利用して日本の企業で研修を受けた人々の組織化が極めてうまく進んでおり、77才の御年配の方から、20才代の若手まで幅広く日本語を話し、日本についての理解が深いことには驚いた。

③同じIT企業でもバンガロールには大企業が多く、かつ米国を向いている感が強いが、チェンナイには100~300人のIT企業も多く、「日本のソフトウェア企業と連携しながら、日本企業のシステム開発の受注につなげたい」との思いが強い。是非、9月のミッションでは、中堅のソフトウエア企業には、このチエンナイ訪問を勧めたい。

④フォード、現代の両自動車メーカーがチェンナイに工場を立地していることからもわかるように、そもそも、自動車部品メーカーをはじめモノづくりの地場企業も多い。

2.なお、9月8~10日にITの見本市がチェンナイで開催されるとのこと。