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インド・タイ出張から元気に帰国しました!!
1. この連休は、3月に続いてインドに出張してきました。3月に安倍晋三さんとともに小泉総理訪印に向けての事前打ち合わせ、今回は小泉首相―マンモハン・シン首相の両首脳が合意した「アジア新時代における日印グローバルパートナーシップ共同声明」の中のいくつかのプロジェクトの具体化のための意見交換と、責任重大な出張でしたが、首都デリーでのカマル・ナート商工大臣との意見交換をはじめ、カルカッタでの西ベンガル州知事との2時間にも及ぶ打ち合わせなど、極めて有意義なものでありました。そして、何より今回、世界的なIT都市バンガロール(人口約500万人)、日本の企業で技術研修を受けた方々が大歓迎をしてくれたチェンナイ(旧マドラス・人口約600万人)、津波の大被害を受けたアンダマン諸島(72の島々、人口約35万人)、極めて親日的なカルカッタ(人口は1300万人)と、インド国内の地方の大都市や離島も訪問し、インドに対する理解を深めてきました。このそれぞれの都市でいくつかのプロジェクトが芽吹きそうです。また、前回3月の際は、帰りの飛行機でお腹も含めて体調を崩しましたが、今回は元気に帰国しました。だんだん体もインドの生活になじんできたようです(笑)。秋以降に大がかりな投資ミッションも計画しており、年内にもう一度インド出張がありそうです。

2. そして、インドからの帰りに、タイの首都バンコクに立ち寄りました。バンコクは約8年ぶり、高層ビルも立ち並び、高速道路やスカイウェイ(都市的鉄道網。モノレールのようなもの)も整備され、すっかり近代都市に変わりつつありますが、やはり昔ながらの交通渋滞はありました。このバンコクではタノン商工大臣とFTA交渉進展に向けての意見交換(このあと、タノン大臣は同じくバンコク訪問中の中川昭一・経済産業大臣と夕食をとりながらの交渉でした)、また、若手政治家で将来のホープのスラナン・広報担当大臣(44才、当選2回)、プロミン官房長官(50才・前エネルギー大臣)と3人の大臣と日タイ関係の将来について、経済交流、安全保障、エネルギー安定供給など様々な観点から幅広く意見交換しました。日・タイのwin-win関係の構築・発展、若い世代での交流拡大で一致した次第です。そして、私の幼、小、中の同級生・村元弘和君(村元エレクトロン社長)とタイ料理を楽しみました。8年ぶりの再会でしたが、タイに工場を開いて13年、今やタイ国内で8000人もの従業員を雇用し、売上げ450億円の大企業の社長です。中国・大連での工場新設計画の話や、日本のモノづくりの話など、話題はつきませんでした。次回のタイ訪問時には、是非、工場も見学したいものです。いずれにしても、アセアン諸国の中で、政権が安定し、日本に対する感情も極めていいタイは、日本にとって最も重要な国の一つです。タイのタクシン首相は今やアセアン諸国のリーダーであり、今回の久しぶりの訪問を契機に日・タイ関係の進展にも努力したいと思います。

3. 以上、連休中、地元明石、淡路の皆様方には行事にも参加できず、大変申し訳ない思いでしたが、しっかりと外交面での仕事をしてまいりました。機会を見つけて詳しく御報告したいと思います。いよいよ10日(火)より国会が再会します。郵政民営化の議論はもちろんですが、年金を含めた社会保障制度など改正の重点問題にもしっかり取り組んでいきたいと思います。