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「共助社会」の実現に向けて ~「共助社会づくり懇談会」ワーキング・グループ報告~
1.NPOを担当する副大臣として、「共助社会づくり懇談会」ワーキング・グループ報告を取りまとめました。
アベノミクスは世界トップレベルの最高技術の人だけを対象としているとの誤解があります。もちろん、国際競争の中でトップレベルで働き、イノベーションを起こし世界を引っ張っていく、そうした人材を多数輩出することも我々が目指していることです。
しかし、すべての人がこのようなことを出来るわけではありません。多くの人は、自分が生まれ育った故郷で、あるいは色々な御縁のあった地域で生活し、地域で一定の役割を果たし、それを生きがいとして感じながら地域で頑張っておられる。競争原理や利益追求ではなく、むしろ人との繋がりを大切にしながら、自分の生きがいとして活動していく。こうした共助社会を実践しておられる皆さんの活動に、アベノミクスは光を当てながら、地域の活性化に大きな役割を果たしてもらいたいと考えています。

2.こうした観点で、4月から「共助社会づくり懇談会」を開催し、5月27日には論点整理を行いました(論点整理の内容はこちら)。
この論点整理に従って、新たに①人材面の課題に関するワーキング・グループ、②資金面の課題に関するワーキング・グループ、③信頼性の向上に関するワーキング・グループを立ち上げ、12月24日にはこれらワーキング・グループの取りまとめが行われました(人材面WGの取りまとめはこちら。資金面WGの取りまとめはこちら。信頼性の向上WGの取りまとめはこちら。)。
今後これらの取りまとめに沿って、NPO活動やソーシャルビジネスなどをしっかりと支援してまいります。

  • 4月25日の第1回共助社会づくり懇談会開催後の記者会見の様子。
  • 共助社会づくり懇談会における私のあいさつ。
  • 12月27日の第6回共助社会づくり懇談会において、①人材面の課題に関するワーキング・グループ、②資金面の課題に関するワーキング・グループ、③信頼性の向上に関するワーキング・グループの各報告を取りまとめ。懇談会の奥野信宏座長より報告書を頂きました。