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金環日食を楽しむ
1.5月21日(月)早朝の金環日食は感動的であった。朝6時に起床し、特製日食グラスを片手に観察の準備に入ったものの、小雨も降り、空は分厚い雲に覆われていた。広範囲で観察できるのは932年ぶりなのに、今回は見れないのかな、とあきらめ気分も広がってきたが、多くの人の願いが通じたのか、太陽の周辺のみ雲が動き、日食の様子が見え始めた(写真①、②、③、④)。薄い雲のおかげで、日食グラスは必要なく、肉眼ではっきり見えた。雲の中を見え隠れしながらではあったが、金環日食の様子がはっきり見えた(写真⑤、⑥、⑦、⑧、⑨、⑩)。太陽の大きさは月の約400倍、地球から太陽までの距離は、月までの距離の約400倍という神秘的な関係に驚きながら、一生に一度しか見れないかもしれない体験を楽しんだ。

2.その頃、周りの小鳥は声をあげて騒ぎ立てると同時に、ぐっと冷えた感じを受けた。京都大学の教授の調査研究によれば、この頃1度近く気温が下がったという。やはり、太陽のエネルギーはすごい。古来、日食の際には、何か不吉なこと、波乱が起こると言われてきたが、分かるような気もする。大きな自然災害が起きないことをただただ願うばかりであるが、日本社会は先行き不透明感、閉塞感に覆われている。この際に、社会全体として、古いしがらみを脱し、21世紀の新たな国づくりのスタートの機会とすることは大歓迎である。是非、先頭に立って頑張りたい。
  • 写真①
  • 写真②
  • 写真③
  • 写真④
  • 写真⑤
  • 写真⑥
  • 写真⑦
  • 写真⑧
  • 写真⑨
  • 写真⑩