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日本最大の揚水発電所を見学。
1.7月1日(金)公務を終え、新幹線で東京駅から地元に向かうが、小田原付近での大雨で、1時間程遅れる。大阪で、竹本直一代議士の出版記念パーティーで挨拶。
2.7月2日(土)は、早朝から兵庫県の中央部やや北に位置する朝来市にある、日本最大の揚水発電所、奥多々良木発電所(写真①、②、③、④、⑤)を見学する。
全国の揚水発電所の能力は約2600万kwであるが、この奥多々良木発電所は、2つのダムの落差約400mを活用して最大193万kwを発電する、日本最大・世界第3位の揚水式発電所である。ちなみに、富山県黒部川流域のあの有名な黒四ダムが30万kwであることと比べれば、その大きさがよく分かる。
3.揚水発電の仕組みは、上部と下部の2か所に調整地(ダム)を造り、電気が比較的使用されない深夜に、火力発電所や原子力発電所の電気で下ダム(写真⑥)の水を上部のダム(写真⑦、⑧)にポンプでくみ上げておき、電気が多く使用される昼間に、その水を落として発電するのである。即ちこの揚水発電は、正にベースとなる原子力や火力にとって“蓄電池”的な役割を果たしてきているのである。夜間の余った電力を昼間に活用する発想である。したがって夜間に“余る電力”がなければ、揚水発電は機能しない。夜間に下ダムから上ダムに水をくみ上げることができないのである。くみ上げることができなければ、電気が必要な時に上ダムから下ダムへ落として、発電することができない。この奥多々良木発電所は、193万kw、即ち原発2基分に匹敵する発電能力があるように、揚水発電は、極めて魅力的なエネルギーではあるが、あくまで補欠的な役割であり、限界があることも理解しておかなければならない。
4.今後、こうした自然エネルギーについて、どこまで導入が可能なのか、供給の安定性はどうか、コストはどうなるのか、という多角的な視点からしっかり分析し、新しいエネルギーのベストミックスを考えたい。できる限り安いコストで、安定的に、エネルギーを供給することが、日本経済の発展、国民生活の安定の視点からは極めて大事なのである。ひょっとすると、このことが次の衆議院選挙の一つのテーマになるかもしれない。心して対応したい。
2.7月2日(土)は、早朝から兵庫県の中央部やや北に位置する朝来市にある、日本最大の揚水発電所、奥多々良木発電所(写真①、②、③、④、⑤)を見学する。
全国の揚水発電所の能力は約2600万kwであるが、この奥多々良木発電所は、2つのダムの落差約400mを活用して最大193万kwを発電する、日本最大・世界第3位の揚水式発電所である。ちなみに、富山県黒部川流域のあの有名な黒四ダムが30万kwであることと比べれば、その大きさがよく分かる。
3.揚水発電の仕組みは、上部と下部の2か所に調整地(ダム)を造り、電気が比較的使用されない深夜に、火力発電所や原子力発電所の電気で下ダム(写真⑥)の水を上部のダム(写真⑦、⑧)にポンプでくみ上げておき、電気が多く使用される昼間に、その水を落として発電するのである。即ちこの揚水発電は、正にベースとなる原子力や火力にとって“蓄電池”的な役割を果たしてきているのである。夜間の余った電力を昼間に活用する発想である。したがって夜間に“余る電力”がなければ、揚水発電は機能しない。夜間に下ダムから上ダムに水をくみ上げることができないのである。くみ上げることができなければ、電気が必要な時に上ダムから下ダムへ落として、発電することができない。この奥多々良木発電所は、193万kw、即ち原発2基分に匹敵する発電能力があるように、揚水発電は、極めて魅力的なエネルギーではあるが、あくまで補欠的な役割であり、限界があることも理解しておかなければならない。
4.今後、こうした自然エネルギーについて、どこまで導入が可能なのか、供給の安定性はどうか、コストはどうなるのか、という多角的な視点からしっかり分析し、新しいエネルギーのベストミックスを考えたい。できる限り安いコストで、安定的に、エネルギーを供給することが、日本経済の発展、国民生活の安定の視点からは極めて大事なのである。ひょっとすると、このことが次の衆議院選挙の一つのテーマになるかもしれない。心して対応したい。