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国益を失う民主党政権。戦略と覚悟を示す、自民党。  
1.民主党政権はもう滅茶苦茶である。尖閣諸島、北方領土と、我が国国有の領土や主権を喪失しかねない状況になりつつある。何人かの国際企業のCEOは、「20年後に日本は存在しているのか」との疑問を呈してすらいる。正に、普天間を巡って日米同盟が揺らいでいる間隙をねらい、中国やロシアが仕掛けてきているのである。“力の空白”は、「別の力の介入」を招くのである。民主党政権の戦略と覚悟のなさ、即ち、その場しのぎ、場当たり的な外交が日本の国益を毀損しているのである。

2.さらに、あまりにも唐突に、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への参加検討を表明した菅総理の発言、企業献金廃止方針の撤回、鳩山前総理の引退宣言撤回など、“ウケ狙い”の思いつき発言やその撤回が相次いでいる。「東アジア共同体」、「コンクリートから人へ」や「自民党の『消費税10%』を参考にしたい」発言はどこへ行ってしまったのか。その後全く聞かなくなってしまっている。民主党の政治家の発言に重みや信頼性が全くなくなっているのである。

3.しかも、一昨日(11/3)のニコニコ動画での小沢一郎元幹事長の発言は一体どういうことなのか。岡田民主党幹事長が野党に対し「(この国会中に)小沢氏の国会招致に努力したい」と約束した直後に、小沢氏は「立法府が協議するのは重要でない」と、事実上「国会では説明しない」と明言したのである。そもそも、ニコニコ動画に出るのなら、何故、国会の場で堂々と説明しないのか。さらに菅総理は「『本人の意に沿わないとしても』国会で説明を求める」旨の発言をしている。菅総理は民主党代表として、また、「有言実行内閣」と大見栄を切った以上、小沢氏に対し国会での説明を強く求め実現すべきである。

4.一昨日(11/3)、米国では、オバマ民主党政権が、中間選挙で歴史的大敗し、下院で過半数を失った。「チェンジ」を期待して投票した有権者の心が離れたのである。日本も似た雰囲気になってきた。「チェンジ」、「政権交代」への幻滅、期待はずれが現実のものとなってきている。

5.この状況の中で、自民党が今一度有権者の皆さんの信頼を取り戻すためには、世代交代や脱派閥など、党改革を加速することが急務である。と同時に、我が国の領土・主権を自らで守る覚悟をして、日本の繁栄のための戦略をしっかり提示することが大事である。これが出来れば、必ず政権奪回できる。そのために全力で頑張りたい。