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信じられない民主党政府の外交センス。
1.11月5日(金)朝8時、超党派の「世界銀行国会議員連盟」。私は事務局長として進行役。この日は、インドネシアの元財務大臣で、インドネシア経済を建て直したスリ・ムルヤニ専務理事をお迎えしての朝食会だ。
台頭する中国への対応など大変有意義な議論となった(写真①)。

2.9時40分、経済産業委員会の理事会。北朝鮮への輸出入全面禁止の手続きの国会での事後承認の審議入りだが、その前に、信じられないことが相次いだ。

第一に、漁船衝突ビデオの流出である。民主党政府の対応に不満を持つ官僚の“反乱”ともとれるが、機密情報流出は大問題である。政府の情報管理体制はどうなっているのか。

第二に、経済産業省は、12日にロシアへの投資フォーラムを開こうとしている。まるで何もなかったかのように、日本企業を集めてロシアへの投資を奨励するのである。しかも、大畠大臣は、ロシアの閣僚を招いて歓迎の食事会まで開くと言う。まさに、領土や主権が踏みにじられている時に、よくも平然と開けるものである。即刻中止すべきである。

3.10時、鴨下政調会長代理のもと、関係部会長と、TPPへの対応について打ち合せ。
11時には、党本部での厚労部会において「生活保護制度について」議論。

12時には、「領土に関する特命委員会」。ここでも、私から政府の対応を批判した(写真②)。

5.夕方には、インドから一時帰国している豊福ジェトロ次長を囲んで、何人かで情報交換会。諸外国も日本の動き・対応を見ている。一日も早く外交政策の建て直しを急がなければならない。
  • 写真①
  • 写真②