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「たこフェリー」の経営支援について
1. 地元の「たこフェリー」の経営支援が課題となっている。自民党政権時代に、週末上限1,000円に高速料金を値下げを実施したが、その影響を回避するために、フェリー会社とも打合せをし、しっかりと支援を行ってきた。例えば、麻生首相のもと、補正予算で約1億円弱の船舶補修費の補助を実施したのである。

2. しかし、民主党政権の「高速料金無料化」の公約により、フェリー会社としても、将来の経営見通しが立ちにくくなり、さらに、リーマンショック後の景気の低迷もあり、より厳しい経営状況に陥ったのである。もちろん、グッズの販売やイベント実施などのフェリー会社の経営努力もあり、ギリギリのところで持ちこたえてきたのが実態である。

3. しかしながら、明石市議会でも取り上げられたが、明石市側の1億円支援の約束(真偽はよく分からないが)の実行を期待したものの、数ヶ月間それは実行されず、“今回の所有船隻一隻売却”、“将来の継続困難”の判断に至ったと承知している。

4. 上記のフェリー支援については、船舶改修予算が民主党の“事業仕分け”により大幅に削減されたが、国交省は23年度予算要求では、増額を要求している。この予算を何とか確保・活用しながら、さらに燃料費高騰分くらいの支援が可能となれば、存続の可能性が見えてくるのであろう。地元関係市の協力・支援を期待するところである。

5. 他方、淡路側の交通インフラの整備も緊急の課題である。来年度予算「地域公共交通確保維持改善事業(仮称)」を活用して、回遊バスの運行など、拡充したいと考えている。地元の皆さんが生活に不便を感じないよう、地元関係市長とよく相談し、国の立場から全力で取り組みたい。