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民主党の国会運営、さらに強引に。
1.民主党の国会運営が益々強引になってきた。もうなりふり構わずなってきた。

まず、総務委員長が“職権”で委員会を設定したが、“職権”を発動するのは、与野党が協議をして合意を得られない場合であって、“与野党の協議も行わずに”いきなり“職権”を発動するのは、前代未聞、言語道断である。日本の憲政史上の汚点とも言うべき国会運営である。

2.しかも、巨大な官業、大量の公務員を生み出す、郵政改“悪”法案を、わずか数時間の審議で強行採決しようとしているのである。前々回の衆議院選の際の郵政民営化法案の審議は120時間もかけたのである。270兆円もの資金をどう運用し、経済を活性化していくのか、一方で、地域の利便性を維持するために何が必要か、など、賛成反対双方の立場から真摯に議論を行うべき、大きな政治課題なのにである。わずか数時間で強引に採決することは許されない。

3.さらに、衆議院厚生労働委員会の藤村修委員長(民主党)が辞任をしたことについてである。表向きには健康上の理由、ということになっているが、昨日まで元気に委員長として委員会運営されてきたのである。実は、昨日審議が始まったばかりの労働者派遣法改正案の強行採決を拒否したが故に、更迭されたのではないか、ともっぱらささやかれている。もしそうだとすれば、委員長の良心・良識はないがしろにされ、まさに民主主義の冒とくである。正論を主張すれば、首を切られる、目茶苦茶な国会運営である。この暴走を一日も早く止めなければならない。