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場数が若手を育てる。
1. バンクーバー・オリンピックでの日本人選手の結果を見ていると、「若手を育てる」ことの難しさをつくづく感じる。もちろんベテランの選手の活躍も勇気を与えてくれる。今大会で自己ベストを出したり、これはこれで感動するが、しかし、世界のトップレベルと争っていくには、やはり、若いうちから大きな舞台を経験させ、育てていくことが大事である。
男子フィギュアで日本人初のメダリストとなった高橋大輔さんも、何度も大きな大会で失敗を重ねながら成長し、ここまできた。女子カーリングのメンバーも本来の力を出し切れずに、失敗(ミス・ショット)を重ね、決勝リーグ進出はならなかったが、若いが故にこの大舞台での経験は必ず将来に生きてくるものと考える。あの服装で物議を醸した国母選手も、今回のこの経験でさらに大きくなって戻ってくるに違いない。ベテランと若手を上手く組み合わせることも大事だが、次から次へと若手にチャンスを与え、育てていくことが何より大事である。

2. 政治の世界も同じだ。本会議や予算委員会での質問の場数も大事なのである。民主党の長妻大臣も原口大臣も、10年もの間の野党生活で場数を踏み、ここまで来ているのである。
自民党も若手に場数を踏ませないと未来はない。