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代表質問始まる。
1.鳩山首相の所信表明演説(1月29日)は、美しい言葉は並ぶが、具体的政策が示されない、空疎な理念だけのものであった。財政再建への道筋は全く触れられないし、米軍再編を巡っての下りでも「抑止力」の言葉はなかった。そして、何より、民主党の石川知裕代議士の逮捕について何の言及もなかった。民主党党首として、何の責任も感じないのか。小沢事件も含めて何らかの言及があってしかるべきである。
また、インドのガンジーの7つの大罪を引用するのは目を引いたが、大罪の一つの「労働なき富」に言及している点だ。正に、鳩山総理自身が実母から12億円を超える「労働なき富」の資金提供を受けていたのである。そして、その使途についての説明が全くなされていない。その使途を隠ぺいするがために、あえて「贈与」として、贈与税を納めようとしたのではないか。総理には是非説明を求めたい。

2.また、岡田外相の外交演説には、「資源・エネルギー外交」の視点が全くなかった。信じられない。資源・エネルギーの安定供給確保は、日本外交の一つの柱ではないか。

3.本日(2月1日)は、谷垣総裁、石原伸晃代議士が代表質問に立った。しかし、子ども手当や、政治資金問題について、鳩山総理からは何ら具体的な答弁はなされなかった。ただ一つ、普天間基地移設問題について、①移設先の決定、②地元の受け入れの同意、②米国側との合意について、5月末までに成し遂げるとの答弁があった。現行案以外に代替策はないと考えるが、一体どんな案を出そうと言うのか。5月が楽しみである。検討をしっかり見守りたい。今週、予算委員会で質問に立つ石破政調会長にさらに詰っ込んでもらうしかない。私もチャンスがあれば、子ども手当や経済政策、外交政策について、質問に立ちたい。