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第2次補正予算の採決(賛否)について。
1.補正予算の審議が続いている。25日(月)にも採決が行われる。野党として賛成するか、反対するか悩ましいところだが、私は、反対すべきである、と考える。

2.第一に、ベストの補正予算は、我々が5月に作った第1次補正予算なのである。これを執行停止することなく、継続すべきだからである。今回の補正予算には、我々の第1次補正予算の執行停止が含まれており、これには賛成できない。

3.第二に、第一の理由とも関連するが、小中学校の耐震化工事や、地域医療再生など、地方が必要としている予算が盛り込まれておらず、地域への目配りに欠けていることである。

4.第三に、さらに、今回の第2次補正予算に盛り込まれた予算の多くが4月1日から実施されるものであり、緊急性に欠けることである。

5.第四に、子ども手当のシステム予算など、我々が本予算の審議の中で議論しようとしている予算案の前提となる予算が盛り込まれていることである。参議院選挙直前の6月に4月、5月分の子ども手当を配るために、急いでいるのであって、本来なら、本予算に計上してもいい予算である。まさに選挙買収である。

6.第五に、何より、政治資金問題により、提案者の鳩山首相、与党民主党の小沢幹事長への信頼がなくなっていることである。

7.私は、以上のような理由から、第2次補正予算案には反対すべきである、と考えるが、地方の減収分を補てんする地方交付税措置や、地方への交付金、そして、我々の政権時代からのエコポイント制度の継続なども含まれている。したがって、反対はするが、審議拒否や、やたらと審議を延ばしたりすることなく、きちんと採決には応じるべきである。そして、正々堂々と反対する旨の討論を行って、我が党としての考え方をしっかりと示すべきである。