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民主党の体質が問題。自民党綱領を議論。
1.1月20日(水)、昨日から国会での代表質問が始まった。
本来なら、経済政策を本格的に論戦しなければならないが、秘書が何人も起訴・逮捕されている以上、入り口で、鳩山総理、小沢幹事長の「政治とカネ」の問題に触れざるを得ない。
実母から12億円も資金提供を受けながら、「知らなかった」として、すべて秘書の責任にする総理。ゼネコンからの裏献金疑惑について説明しようとしない幹事長。しかも、何億円ものお金がいとも簡単に動き、そもそも国民の金銭感覚とかけ離れすぎている。
さらに、党内の若手議員からも説明を求める声が全く出てこず、むしろ検察を批判する会ができるなど、金権体質を隠そうとしているかのようだ。この民主党の体質こそが何より危険である。

2.これに対峙する我々自民党。
今日は9時からの政権政策委員会で、自民党としての来年度予算の考え方を議論した。しっかりとした成長戦略による将来の税収の確保、そして、安定財源の裏付けのないバラマキは行わず、財政規律を維持することなどを確認した。さらに、午後一時からは、私が進行役となり、党の綱領の議論を行った(写真)。
出席議員からは、成長戦略をしっかり書くこと、結果の平等ではなく機会の平等を求めること、魅力的なスローガン・キャッチフレーズを考えること、などなど、数多くのご意見を頂いた。特に、先の総選挙で惜しくも涙を飲んだ前議員から、選挙区に張り付いて有権者の厳しい声を踏まえた、切実な貴重なご意見を頂いた。そして、今日はマスコミにすべてオープン(公開)でテレビも入った中での議論であったが、中には執行部の姿勢に対する痛烈な批判も何人かから提起された。
しかし、この自由活達な雰囲気こそが自民党の良さであり、"大政翼賛会"的体質をあらわにした民主党とは大きく異なるところである。若手中心に、この自由活達な雰囲気をもっと全面に押し出すことが大事である。「夜明け前が最も暗い」と言われるが、今がまさにその状態で、遠くに少しの光りが見えて来たところかもしれない。若手が決起し何としてもがんばりたい。