１．民主党の小沢幹事長の関係団体の事務所に、東京地検の一斉捜査が入った。
4億円もの土地取引を巡る疑惑である。この資金の源が政治資金報告書では明らかになっていない、とのことであるが、政党助成金を回して使っていたとすれば、国民の皆様の血税であり、また、報道されているように、建設会社からの提供だとすれば、まさに“裏献金”である。もし、こうした疑惑が事実だとすれば、自民党の最も悪かった時代の体質を引きづっており、“民主党”はその“隠れみの”にすぎないことになる。小沢幹事長におかれては、真相を是非国民に語って頂きたい。国民の期待を一身に受けて、政権交代を実現したのであるから、国民を裏切ることなく、是非事実を説明して頂きたい。もし、それが叶わないなら、国会の場で事実を明らかにすべく、参考人として招致するか、証人喚問を実施すべきである。

2.　ひるがえって、自民党も、襟を正さなければならない。古い体質が国民から嫌悪されている。古い体質を一掃するためには、「70才以上を公認しない」としたルールを徹底するしかない。そもそも参議院の任期は6年であるから、任期を全うすれば最低でも76才になるのである。時代が、世界がどんどん変わる現在の状況で、70才以上の公認は断じて許すべきではない。例外も認めるべきではない。民主党の横暴を監視するためにも、自民党は生まれ変わらなければならないのである。若い世代や女性、民間人、ＮＰＯなどなど、幅広く新鮮な視野を持った候補者を選び、体質を変えなければならない。谷垣総裁には、強いリーダーシップを発揮して頂きたい。新しく生まれ変わる事ができなければ、自民党に未来はない。