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「政治主導」のウラに潜む恐ろしさ
1.12月16日(水)朝8時、議員会館事務所でスタッフと打ち合わせ。
9時、政権政策委員会。「政治主導の在り方に関する緊急提言」の報告を議論。私もメンバーの一人として、民主党のやり方について検討を重ねてきた。例えば、陳情は、民主党幹事長室に一元化する、と言うが、本来、住民の代表である首長(市町村長)は、中立であるべき行政機関と自由に意見交換できるはずである。現に、「請願」は、「受理しなければならない」(請願法第5条)とされており、その変形(一種)である陳情についても、役所は真摯に対応しなければならないはずである。天皇陛下の政治利用の件も含め、まさに民主党は「行政を私物化」しようとしている。こうした点をまとめさせて頂いた(内容はこちら)。

2.その後、午前中は、来客、取材など。
12時、厚生労働部会で診療報酬について、各団体からヒアリング。

13時から、学習院女子大でゲスト講師として講演。約150名の学生が真面目に私の話を聞いてくれた。何人からも質問も出たし、政治や経済に対して、若い学生の関心が高いことを改めて実感した。

16時、「天皇陛下政治利用検証緊急特命委員会」。私からは、小沢一郎氏の「そして、天皇陛下のお体がすぐれないと、体調がすぐれないというのならば、それよりも優位性の低い行事を、お休みになればいいことじゃないですか。そうでしょ、わかった?」の発言こそが「政治利用」しようという意図がある。小沢幹事長こそ、国の大小に関係なく国際親善される天皇の行為を理解していない、と主張した(写真)。「政治主導」という美しい言葉の裏に恐ろしい、独裁的な、危険な意図を感じるのは私だけではないだろう。