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農業政策を巡って激論。「GUAM(グアム)」との外交強化。
1.朝8時、党本部「農林部会」からスタート。
石破茂大臣の「減反見直し」発言(提案)を巡って多くの反対意見が出される。「減反をする農家」は所得補償、「そうでない農家」は支援なし、とする「選択制」は一理あるように思えるが、論点は、①増産する農家が増え、米価が下落すれば元も子もなく、農家の所得は大幅に減少する。また、②その場合の所得補償の財源をどう手当てするのか、という疑問も生じる。耕作放棄地が急増しており、我が国の食料自給率を向上させるためにも、この耕作放棄地の活用が必要であるが、農家の所得が増えないことには、後継者もできず、長続きしない。増産し、国内需要を上回る場合は途上国への援助米に回すか、飼料米の生産に向けてその支援を増やすか等々、もうひと工夫が必要である。さらなる検討に知恵を絞りたい。

2.午後、「GUAM」(グアム)の外交、通商の担当者の方々(局長級)が来訪(写真)。「GUAM」と言っても太平洋の島ではなく、グルジア(G)、ウクライナ(U)、アゼルバイジャン(A)、モルドバ(M)の4ヶ国で、カスピ海、黒海周辺の旧ソビエト連邦の共和国である。これらの国々は、ソ連崩壊後、民主化・市場経済化に向けて動き出した国々で、アジアと欧州をつなぐ重要な結節点に位置する。アゼルバイジャン以外は資源にも乏しいが、その地の利を活かして、日本との貿易・投資を深めようと来日した方々である。民主化・市場経済化の進展には程度の差があり、また、ロシアとの距離感も難しいが、麻生太郎首相の唱えた「自由と繁栄の孤」の重要部分であり、日本としてもしっかり応援したい。特に、グルジアやモルドバのワインは安価で美味しく、少量だが、私の地元の方で輸入を始めた方もいる。日本向けの商品開発や、観光(ツアー)商品の開発が不可欠だ。

3.夕方は、来週の米国・南米出張の打ち合わせ。
6時から、衆議院外務委員会理事会メンバーの懇親会。その後、同期の議員仲間で食事会。今日も帰宅は23時。