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地方分権。米国大統領選。CO2排出権市場。
1.朝7時45分、いつもより少し早く党本部へ。「地方分権改革推進特命委員会」からスタート。小泉内閣当時の方針のとおり「地方でできることは地方で」の考えのもと、できる限り国から地方へ、権限・財源を移管し、国の施策は、外交・安全保障、そして、年金・医療福祉など国全体の社会保障の制度設計などに(さらに)重点を移すべきである。国会議員にとって、地域の代表として国会に送って頂いている以上、地元の発展は何より大切なことではあるが、体育館や小さな道路の改修で、いろいろ地方から国に陳情しなければならないのはおかしな話で、身近な事業は地方が独自にできるようにすべきである。ガソリン税の道路財源の地方財源化も一つのアイデアである。今後、検討すべき大事なテーマである。

2.8時、「国防部会・安全保障調査会・基地対策特別委員会合同会議」で、旧友マイケル・グリーン氏(元・米国ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)上級部長)を招いての勉強会。オバマ氏とマケイン氏の政策の違いなどについて意見交換を行う。両氏は、アジア政策においては、大差がないものの、①貿易政策(オバマ氏は保護主義的、マケイン氏は自由貿易主義)、②イラク政策(オバマ氏は数年で撤退、マケイン氏は増兵)の2点で大きな違いがある。私も、来週日本からの移民100周年でブラジルを訪問する予定であるが、帰りにワシントンに立ち寄り、大統領選挙の動向や両候補の対日政策等について意見交換してきたいと思っている。

3.8時半、「地球温暖化対策推進本部」役員会。福田総理が先日温暖化についての「福田ビジョン」を発表されたが、党のとりまとめ案について議論。私からは、排出権市場の取引について、①日本が世界に貢献できるのは省エネ・自動車等の「技術」であり、本来この技術開発に投入されるべき資金が、マネーゲーム化するかもしれない「CO2排出権」に回されてしまうことのないようにすべき、②この秋が2010年からの国内実験は、公平性の担保など様々な課題を検証する場、即ち、公平な制度にするための解決策を模索する場となるよう、申し上げた。市場メカニズムを用いてCO2排出量の削減を促すことは大賛成であるが、①削減努力をしてきた人が報われる、公平な制度となること、②マネーゲーム化しないこと、が大切である。将来の公平な制度の導入・開始に向けて議論を深めたい。

4.9時から「国土交通委員会」。本日、午後には、参議院で民主党から首相問責決議案が提出され可決される見込みである。その後は、一切の審議が止まるであろう(民主党が審議拒否)から、事実上、今国会最後の審議である。

5.12時半、「獣医師問題議員連盟」、「水産部会」と続く。
13時「国際競争力調査会・企画委員会」と「国土交通部会」のかけもち。
14時「政調全体会議」で骨太方針を議論。
15時「羽田再開発研究会・勉強会」。羽田の国際化に向けて、空域も含めて細かく議論。
16時「新世紀の安全保障体制を考える若手議員の会」。
17時半 メリーランド大学同窓のニカラグア大使と訪問の打ち合わせ。
夜は、先輩議員との勉強会兼懇親会二つに、今夜は、事務所スタッフとの懇親会である。現在東京の国会事務所(第一議員会館)は5名の男性、2名の女性の計7名のスタッフが支えてくれているが、これまでインターン等で手伝ってくれた学生7名も参加してくれる(現在も1名インターン中)。国会も終盤であり、慰労会となればと思う。