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宇宙基本法成立!
1.5月22日(木)朝7時起床。昨夜は、地元明石から若手の市会議員が上京しており、遅くまで一杯やったため、眠い目をこすりながらの起床。
昨日21日には、参議院本会議で「宇宙基本法」が成立した。党の事務局長として、三党の意見集約を行ってきただけに、嬉しい限りである。私自身は昨年9月からの事務局長だが、宇宙関係者にとっては、本法は何年越しもの懸案であり、喜びもひとしおのようである。我が国の宇宙開発利用の新たな第一歩として、事務局長の役割を果たしたものと自負しているところでもある。また、私にとっては、昨年の海洋基本法に続いて、今回の宇宙基本法と、我が国の新たなフロンティアを切り開く二本の法律の制定に議員立法の提案者として携わったことも、国益を第一に考える政治家として誇りにさえ思う。「仕事請負人」としてこれからも頑張りたいと思うし、三党での調整過程で醸成されてきた超党派の仲間は、大切な財産としてこれからも大切にし連携を図っていきたい。
2.さて、この宇宙基本法だが、これまで、我が国の宇宙政策は、昭和44年の国会決議により、宇宙開発について必要以上に抑制的に「研究」に特化してきたのが実情である。
しかし、この国会決議の「平和的利用に限る」との意義は重要で、宇宙基本法はこの決議に決して反するものではないが、本法では「憲法の理念に即しつつ」我が国の「安全保障に資する」と明記した。即ち日本は他国を攻撃したり侵略するために「宇宙を開発利用」することはあり得ないが、我が国の安全保障を確保するため、防衛目的の宇宙利用は可能となるのである。すなわち、情報収集のための衛星の活用等である。武力を使わないためにも周辺諸国の情報を収集することは重要であり、そのための宇宙の開発利用はあり得るのである。
今後は、「研究」に加えて、より「利用」や「実用化」に重点を置いた宇宙開発政策がなされ、様々な分野での実用化が広がることが期待される。衛星による温暖化状況の観測、災害への監視、農作物の生育状況の観測など、世界の安定と繁栄に我が国の技術が大きく貢献することとなる。
3.我が国は、多くの分野で世界最先端の技術力を持ちながら、宇宙の分野、特に衛星の分野では、圧倒的にアメリカに遅れを取ってきたのである。我が国の商業衛星の入札においても、常にアメリカにビジネスチャンスを奪われてきたのである。今後は、世界の潮流である「衛星の小型化」などに照準を合わせ、国際競争力を強化していくこととなる。我が国にとって、新たな産業としての成長が期待されるところである。ちなみに、航空機においても、数十年ぶりに、国産の航空機が開発されている。三菱重工のMRJである。80席規模の中型飛行機であるが、炭素繊維など先端技術の粋を集めた「環境にも優しい」(即ち燃費を20%も改善した)航空機である。このMRJと併せて、小型衛星についても、世界の市場に出て行ってほしいものである。
4.22日は、朝8時に党本部へ。「国際競争力調査会」からスタート。いよいよ中間報告書のとりまとめであるが、多少はとんがった提案をし、世の中に問題提起したいと思う。
そして、南あわじ市の辰巳中学校の修学旅行の皆さんである。国会の仕組み・事情や、私の落選中のエピソードなど話す(写真)。
その後、外交力強化委員会、障害者の小規模作業所を支援する議員連盟、留学生特別委員会など、議論は続く。小規模作業所議連では、「国等による障害者就労施設からの物品等の調達の推進等に関する法律案」(通称「ハート購入法案)の国会提出を決める。
午後は、本会議の後、党改革実行本部「国会改革小委員会」で、同意人事等の扱いについて、改革案を検討する。事務局長として、議論を整理。その後、幼児教育小委員会幹部会。
夕方は、パーテイが二つに、先輩議員との懇親会が一つ。また、「ニューヨークゆかりの灘校関係者の会」が開かれ、初めて出席する予定である。私が留学したのは、ワシントンDC郊外のメリーランド大学公共政策大学院であるが、ニューヨークには、だいたい毎年訪問していることもあり、今回新たにメンバーとして認めて頂いた。
今夜は、さらに、明石市議会新政会の8人の皆さんが上京されておられ、夕食会の最後にご挨拶にお伺いする予定である。
果たして、これだけの夜の予定をうまくこなすことができるかどうか。
昨日21日には、参議院本会議で「宇宙基本法」が成立した。党の事務局長として、三党の意見集約を行ってきただけに、嬉しい限りである。私自身は昨年9月からの事務局長だが、宇宙関係者にとっては、本法は何年越しもの懸案であり、喜びもひとしおのようである。我が国の宇宙開発利用の新たな第一歩として、事務局長の役割を果たしたものと自負しているところでもある。また、私にとっては、昨年の海洋基本法に続いて、今回の宇宙基本法と、我が国の新たなフロンティアを切り開く二本の法律の制定に議員立法の提案者として携わったことも、国益を第一に考える政治家として誇りにさえ思う。「仕事請負人」としてこれからも頑張りたいと思うし、三党での調整過程で醸成されてきた超党派の仲間は、大切な財産としてこれからも大切にし連携を図っていきたい。
2.さて、この宇宙基本法だが、これまで、我が国の宇宙政策は、昭和44年の国会決議により、宇宙開発について必要以上に抑制的に「研究」に特化してきたのが実情である。
しかし、この国会決議の「平和的利用に限る」との意義は重要で、宇宙基本法はこの決議に決して反するものではないが、本法では「憲法の理念に即しつつ」我が国の「安全保障に資する」と明記した。即ち日本は他国を攻撃したり侵略するために「宇宙を開発利用」することはあり得ないが、我が国の安全保障を確保するため、防衛目的の宇宙利用は可能となるのである。すなわち、情報収集のための衛星の活用等である。武力を使わないためにも周辺諸国の情報を収集することは重要であり、そのための宇宙の開発利用はあり得るのである。
今後は、「研究」に加えて、より「利用」や「実用化」に重点を置いた宇宙開発政策がなされ、様々な分野での実用化が広がることが期待される。衛星による温暖化状況の観測、災害への監視、農作物の生育状況の観測など、世界の安定と繁栄に我が国の技術が大きく貢献することとなる。
3.我が国は、多くの分野で世界最先端の技術力を持ちながら、宇宙の分野、特に衛星の分野では、圧倒的にアメリカに遅れを取ってきたのである。我が国の商業衛星の入札においても、常にアメリカにビジネスチャンスを奪われてきたのである。今後は、世界の潮流である「衛星の小型化」などに照準を合わせ、国際競争力を強化していくこととなる。我が国にとって、新たな産業としての成長が期待されるところである。ちなみに、航空機においても、数十年ぶりに、国産の航空機が開発されている。三菱重工のMRJである。80席規模の中型飛行機であるが、炭素繊維など先端技術の粋を集めた「環境にも優しい」(即ち燃費を20%も改善した)航空機である。このMRJと併せて、小型衛星についても、世界の市場に出て行ってほしいものである。
4.22日は、朝8時に党本部へ。「国際競争力調査会」からスタート。いよいよ中間報告書のとりまとめであるが、多少はとんがった提案をし、世の中に問題提起したいと思う。
そして、南あわじ市の辰巳中学校の修学旅行の皆さんである。国会の仕組み・事情や、私の落選中のエピソードなど話す(写真)。
その後、外交力強化委員会、障害者の小規模作業所を支援する議員連盟、留学生特別委員会など、議論は続く。小規模作業所議連では、「国等による障害者就労施設からの物品等の調達の推進等に関する法律案」(通称「ハート購入法案)の国会提出を決める。
午後は、本会議の後、党改革実行本部「国会改革小委員会」で、同意人事等の扱いについて、改革案を検討する。事務局長として、議論を整理。その後、幼児教育小委員会幹部会。
夕方は、パーテイが二つに、先輩議員との懇親会が一つ。また、「ニューヨークゆかりの灘校関係者の会」が開かれ、初めて出席する予定である。私が留学したのは、ワシントンDC郊外のメリーランド大学公共政策大学院であるが、ニューヨークには、だいたい毎年訪問していることもあり、今回新たにメンバーとして認めて頂いた。
今夜は、さらに、明石市議会新政会の8人の皆さんが上京されておられ、夕食会の最後にご挨拶にお伺いする予定である。
果たして、これだけの夜の予定をうまくこなすことができるかどうか。