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宇宙基本法案の審議に備える
1.朝は、娘の宿題をみてあげる。10時過ぎ、昨日に引き続いて自民・公明・民主三党での「宇宙基本法案」について打ち合わせ。ようやく細部にわたり合意に達することができた。これで明日の衆議院内閣委員会での法案提案ができる。事務局長としての責任を果たせた、とほっと一息である。手続き的には、すでに提出してある自民・公明案を取り下げ、新たに三党案を提出する。ここに至るまでにかなりの時間を要したが、国益や国民の生活を考え、三党で真摯に議論すれば、合意できるのである。

これまで、昨年の海洋基本法、今回の宇宙基本法はじめ5本の議員立法について、私自身が中心となって三党をまとめてきたが、この課程で、お互いの信頼関係も醸成されてきている。是非、社会保障や安全保障についての政策についても、党利党略を超えて、真摯に議論すべきである。お互いの提案のいいところを取り入れ合えば、いい政策が見えてくるはずである。

そして、これらの議員立法を一緒に行ってきた、三党のメンバーは私にとって大切な財産である。この信頼関係を今後とも大切にしていきたい。

2.昼には、中国の胡錦涛主席の式典に出席。私はかなり遅れて出席したが、それでも出席者が多すぎて、何が何かわからない。まるで、中国の現実を表しているようである。が、しかし大いなる活力を感じるのも事実である。まさに中国の現実ではないか。この活力・エネルギーを、アジアの繁栄と安定に結びつけることこそ、日本と中国の果たすべき役割である。そんなことを考えたひとときであった。

3.明日の内閣委員会での「宇宙基本法案」の審議では、議員立法のため、三党の提案者が答弁をしなければならない。提案者の意思として、議事録には永遠に記録されるから、午後は、詳細にわたって三党の提案者間で調整を行った。提案者は、自民党から、河村健夫代議士、桜田義孝理事、私(西村)、公明党から、西博義代議士、民主党から、野田佳彦代議士、細野豪志代議士である。審議時間は2時間の予定で、特に反対の意向を明らかにしている共産党からどのような質問が出されるか。

我々は、科学技術の進展や世界の動きを踏まえて、宇宙の開発利用を拡大し、GPSの利用で理解が進んできた位置情報サービスなど、我々の生活の利便性の向上に役立てるとともに、憲法の範囲内で、我が国の安全保障にも資するようにしようというものである。明日の審議の中で、このことを明確にしたいと思う。

4.夜は、米国在住の日高義樹氏を囲んで、アメリカ大統領選を巡る状況を意見交換。が、明日の答弁に備えて早めの帰宅。明日は朝8時から三党で答弁の最終確認である。議員立法は、国会議員にとって本来の仕事であり、国益と国民生活の向上のため、しっかりと責任を果たしたい。