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「海洋基本法」に続いての議員立法「宇宙基本法案」の提案者として、与野党間の調整に奔走~新しいフロンティアに挑戦
1.5月7日(水)、連休明けの初日。頭の切り替えをして仕事に臨む。朝は、娘たちを送り出し、妻と二人でコーヒーを飲みながら、「家族計画」(!?)について相談。といっても、娘の勉強の様子や、妻の海外の学会での発表の日程など、打ち合わせる。

2.午前中に、国会の会館事務所で、「康風会ニュース」原稿の最終チェックをし、その後、河村健夫代議士とともに、宇宙基本法の審議に向けての民主党との最終調整を行う。何とか今日中に、遅くとも明日の昼くらいまでに調整を済ませれば、9日の衆議院内閣委員会での審議に間に合う。自民・公明・民主の三党の発議で、委員長提案となり、成立に向けて大きく前進する。来週(12日)以降は、国会情勢がどのようになるか不透明であるし、内閣委員会では、「公務員改革法案」という、さらに一層重要で大きな(条文の多い)法案の審議が始まるため、宇宙基本法は後回しになる可能性が高い。何としても、今日明日中には、民主党との調整を終えなければならない。盟友の細野豪志代議士、先輩の野田佳彦代議士、民主党の事務局長・内藤正光参議院議員と、断続的に調整を行う。

3.昼には、私が会長補佐を務める「国際競争力調査会・企画委員会」で、「製造・科学技術・中小企業ワーキングチーム」、「IT・人材ワーキングチーム」の議論のとりまとめ案(骨子)についての意見交換を行う。進行役として、議事を整理する(写真左から、尾身幸次会長、西村代議士本人、林芳正参議院議員、後藤田正純代議士)。

4.今日は他にも、温暖化防止の会議や、私の専門のエネルギー価格の見通しについての会議もあったが、残念ながらこうした会議には出れず、宇宙基本法案についての調整のため、公明党の佐藤茂樹代議士や、内閣委員会の桜田義孝理事(自民)に状況をご報告するなど、一日中あちこち走り回る。

その甲斐あってか、夜には、一応の調整案がまとまり、明日朝の最終の三党会議で何とかまとめる目途がついた。ほっと一息だが、明日までどうなるか予断を許さない。

5.夜は、「海洋基本法フォローアップ委員会」。こちらも、中川秀直元幹事長、石破茂防衛大臣、大口義徳代議士(公明)、前原誠司・前民主党代表をはじめ、超党派の勉強会(意見交換会)である。笹川陽平・海洋財団会長のご提案もあり、今後、太平洋の島嶼国との連携を深めるための方策について超党派で議論し行動することで合意する。

この海洋基本法も、私が自民党の事務局長として、三党合意に向けて走り回った成果(昨年)であり、このように、さらに三党で議論が深まることは嬉しい限りである。何とか「宇宙基本法案」もこんな成果を生み出したいものである。明日が正念場だ。頑張りたい。