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道路財源の改革、兵庫県土地改良団体連合会会長に就任、地元・附属明石中学の先輩・灘高の後輩と意見交換
事務所のパソコン、自宅のパソコンともにウイルスに感染したようで、作業が滞っております。間もなく復旧出来ると思います。ご理解頂ければ幸いです。

1.昨日(31日)は、衆議院本会議で「道路特定財源以外の主な税制措置」について5月末まで延長する、いわゆる「つなぎ法案」を可決し、同日成立したが、ガソリンの暫定税率は25円下がることとなった。

2.ガソリン税は蔵出し税であるため、製油所から出荷される時点で課税される。したがって、今日(4月1日)現在ガソリンスタンドにある在庫のガソリンは、既に25円の暫定税率が課されたものであり、今日直ちに25円下げられるものではない。しかし、安売り業者をはじめ一部業者の中には、既に「値下げ宣言」を行っているところもあり、客の奪い合いなど現場での混乱も予想される。また、近い将来の税率の引上げが見えてくると、今度は「買占め」、「買だめ」の動きも考えられる。
そして、何より問題なのは、税収が不足することから、全国各地で道路工事が中断され始めたことである。

3.このような国民生活の混乱を民主党の議員はどう見ているのだろうか?国民生活の混乱を招くことにより政局にし、衆議院解散に追い込もうというのであろうか、もってのほかである。福田総理は、この混乱を何としても避けようと、小泉さんも安倍さんもなし得なかった「一般財源化」を明言し、小沢代表との党首会談を申し入れていた。しかし、民主党は一切の協議を拒否し、25円下がってから「党首会談を受け入れる」とアリバイづくりのようなことを言い出した。何とも無責任な対応である。

4.10年間59兆円の計画に拘らず、レクレーション費などの流用を徹底的に見直すことも含めて、道路予算を精査をした上で、必要な道路は整備をし、同時に、年金や医療、少子化対策、環境対策など時代が求めている支出に予算のウェートを移し、そのための財源を確保していく。
こうしたことは、与野党を超えて合意が得られるのではないか。今こそ党利党略を超えて、この国の将来をしっかりと議論すべき時ではないか。そんなことを考えつつ、地元へ。当面のスケジュールや課題について打ち合わせ。

5.4月1日(火)朝9時、兵庫県土地改良団体連合会。今般、新たに会長に選任をされた。梶木又三大先輩の後を継ぐこととなったのである。力不足ではないかと不安もよぎるが、農業の発展のために全力でがんばりたいと思う。
9時10分から辞令交付と訓示。少々緊張したが、梶木先生が「私を推薦された」お気持ちなど、私なりに話をさせて頂いた。予算の制約など厳しい環境にあるが、職員一同の知恵とやる気を結集してがんばりたい。
そのまま伊丹空港から上京。

6.12時から、「緊急医療体制を考える議員連盟」(通称ER議連)で救急車での医療行為の規制緩和、「拉致対策議連」で北朝鮮制裁の継続、「国家戦略本部」で公務員改革、「宇宙開発特別委員会」で中型ロケットの開発、などの議論が続く。

そして、その合間に、春休みを利用して研修のために上京された母校・灘高の生徒たちと意見交換。私からは、日本の経済協力の強みと弱み、新薬の承認制度において「安全性」と「最新の医療の提供」のバランスの難しさ、などについてスピーチ(写真)。意見交換の中で、あらためて17,18才の感覚のみずみずしさに若さを取り戻す。

7.夜は、勉強会兼懇親会が二つ。一つは、明石附属中学の先輩で、現在マスコミでご活躍のS氏と、もうひとつは先輩・同僚議員の有志で。結局今夜も11時半の帰宅となった。