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世界は動くが、日本は止まる。
1.25日(火)朝7時起床。昨夜は、サウジアラビアのアブドラアジス石油副大臣の来日パーティで盛り上がった。副大臣は王家の一員(プリンス)で、一昨年サウジを訪問した時にもお会いしたし、私の著書の中でもご紹介したが、サウジの将来を担うお一人である。招待された国会議員は二人だけで、プリンスの近くでじっくり話をさせて頂いた。国内政治は、民主党が協議に応じず全く機能していないが、その間も世界は大きく動いている。常に世界の動きを見据えながら、しっかりと責任を果たしてまいりたい。

8時「国際競争力調査会企画委員会」。医薬品・医療機器の審査を迅速化等について議論。会長補佐として議事を進行。例えば、医療機器については、米国には約300人の審査人員がいるのに対し、日本ではわずか27人である。医療機器は医薬品と異なり、人種や民族による効果の差が小さいため、他国の審査結果があれば、国内にも準用できるはずである。米国や欧州で使えるのに日本で使えない機器も多い。医薬品の審査は審査人員を増加させ、一歩改善(前進)したが(2008年1月29日ブログ参照)、さらなる改善も含めて検討を深めたいと思う。

9時すぎ、「行政改革推進本部公務員制度改革委員会」において、公務員改革について議論。「内閣人事庁構想」について賛否両論が出される。私も幹事の一人として、「公務員の方々の志や能力の高さは評価している。問題は各省庁に忠誠を誓っていること。少なくとも幹部職員は、内閣人事庁において一元化すべき。各省庁バラバラに人事を行っているのを、言わば『連結的』に、政府全体として最適の人事配置を行うべき」旨発言させて頂いた。

2.昼に、「研究開発力強化法検討委員会」。独立行政法人の人件費削減の対策の例外をどの範囲に認めるべきか、等について議論。

午後1時から衆議院本会議。いくつかの法案について採決。しかし、肝心の道路財源含めた税制関連法案については、参議院で一度も審議がなされておらず、民主党は、ただただ「政局にするため」「解散を行わせるため」に、審議拒否をし、ガソリンの暫定税率を4月1日から25円下げることだけで血眼になっている。税制関連法案には、土地取引の「登録免許税の軽減措置」や海外からの資金を引き付ける「オフショア税制」、「償却制度の簡素化」なども含まれ、3月末までに成立しないと、これらの税制上の軽減措置が実施されなくなる。ガソリン税のみならず、これらの税制も含めて、国民生活・経済活動を混乱させて、解散に持ち込みたいとの意向である。与野党の協議に応じず、国会での審議にも応じない民主党の姿勢は許されるものではない。断固たる姿勢で臨むべきだが、何よりも国民生活、経済の安定を第一に考えなければならない。心ある民主党の若手にも働きかけを行っていきたい。

3.午後1時50分、党改革実行本部「国会改革に関する委員会」事務局と、国会改革の方向性・進め方などについて打ち合わせ。

2時より「国際競争力調査会企画委員会」幹部会。尾見幸次会長、後藤田正純事務局長と打ち合わせ。

3時より青年局中央常任委員会。地方から各ブロックの幹事も出席し、本年度の活動計画について意見交換。私より国際部長として、本年8月の海外研修について提案・説明。台湾を第一候補としつつ、韓国、モンゴルなども視野に検討を進めることを確認。

4.夕方には、上京された中田勝久・南あわじ市長と地元港湾整備の予算について陳情。東南海地震で6mの津波も予想されている。防災対策は不可欠である。港湾局長に地元の要望をしっかりと伝えた(写真)。続いて、宇宙開発特別委員会宇宙科学政策小委員会、国際局外交勉強会と続く。

夕方にはパーティ2つに、勉強会・懇親会が3つ。最後は、山本一太さんとの「プロジェクト・J(日本復活)」の定例会で、今日は記者団との懇親会である。新聞記者の皆さんが、今の国会の状況をどう見ているか、じっくりと意見交換してみたい。