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日韓関係の未来に向かって
1.着メロで有名な(株)フェイスが韓国の世界最大のオンラインゲーム会社・グラヴィティ社と提携し、ネットゲーム「ローズオンライン」のサービスをスタートさせた。

2.韓国での反日気運が盛り上がっている時だけに、極めて意味のある出来事だと思う。そもそも、韓国と中国の対日感情は異なるものがある。双方の政権とも必ずしも国内基盤が固まっていないとの背景は似ているが、「民主化されているかどうか」が決定的に異なる。

3.韓国は民主国家である。自由な意思表明ができる国でもあり、現代日本に関する様々な情報も有している。一方、中国は共産党一党独裁の国家であり、思想統制、情報統制も行われている。戦後の日本の状況を正確にわかっていれば、軍事大国を目指していないことなど明らかなはずである。

4.いずれにしても、若者たちがゲームを通じて、日韓の間で、また世界中の国々との間で交流を持つことはすばらしい。グローバル化が進む中で、文化や経済の分野ではどんどん交流が盛んになる。政治的にはその時々にぶつかることもあり得るが、文化や経済の交流を通じて、日韓のそれぞれの国民の根底にある信頼関係が醸成されていくことを期待するものである。