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鳥インフルエンザ問題について<国会レポート(12)>
1.本日(3/4)、党内の「食品衛生規制に関する検討小委員会」で、また、衆議院の農林水産委員会で、鳥インフルエンザ問題について、集中的に議論が行われた。

2.農林水産省をはじめ政府の報告は、ほぼ新聞報道のとおりであるが、今後の課題として、少なくとも次のような事が考えられる。

①感染ルートの徹底解明。

②今後の感染拡大の防止(ワクチンの確保、使用も含めて)。

③養鶏農家への支援と鶏卵流通・小売業者への支援。

3.特に、地元の鶏卵流通業者の方から「『兵庫県産』というだけで、大手スーパーから出荷停止となった。何とかならないか」と言う悲鳴にも似た相談を受けた。そもそも「卵や鶏肉を食べることによる感染は例がない」とのことであり、まったくの風評被害である。農林水産省はBSE問題の時もそうであったが、生産農家へは手厚い支援を行う(これはこれで大事なことであるが)が、流通・小売業の方への手当てが薄くなりがちである。運転資金の緊急融資といっても、「担保が必要」となると使いにくいものになり、時間もかかる。

 2の問題を含め、これ以上、蔓延しないよう、また、がんばっておられる中小企業の方々に被害が及ばないよう、私の立場なりにがんばってまいりたい。


衆議院議員 西村やすとし