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イラクへの自衛隊派遣の国会承認を巡る強行採決について<国会レポート(4)>
1、先週の金曜日(1月30日)、特別委員会で混乱の中の採決、また本会議での野党欠席の中での採決と自衛隊の方々を送り出すのに大変残念な、申し訳ない形での国会承認となった。

2、テレビの報道だけを見ていると、何となく与党が強引な国会運営をしているかのような印象を与えるが、29日、30日も朝から夕方まで小泉総理、石破長官出席のもと、審議を行っているし、のべ25時間もの審議時間をとっている。この間、野党は同じような質問を繰り返し、言葉尻をとらえての質疑となったのが現状である。

3、もちろん、政府側にも反省点はある。確かに情報の伝達が遅かったり、答弁を修正したりもした。政府説明員である防衛庁、外務省の局長の答弁もどこかうつむき加減の小さな声であり、自信なさそうな印象を与え、政府の対応が信頼を失いかねない態度であったことも事実である。

4、しかし、昨年11月の衆議院選挙で、自衛隊派遣を主張した自民公明の与党が過半数を取り勝利を収めたものであり、基本的には国民の信任を得ているのである。数の上でどうしようもない民主党が、委員会での採決を止めるために議長(委員長)のマイクを奪おうとしたのは正に異常であり、他にも質問時間をオーバーするなどの基本的なルール違反も随所に見られた。

5、今後は、与野党ともに反省すべき点は反省し、正々堂々の審議を行うことが大切である。私自身も一日も早く初質問のチャンスを与えられるよう、日々勉強してまいりたい。
 そして、自衛隊の皆さんには、立派に任務を果たされて、無事に帰国されることをお祈りする限りであり、国会議員として安心して活動できるよう最大限バックアップする所存である。


衆議院議員 西村やすとし