1.「ガソリンスタンドを考える若手議員の会」の環境対策プロジェクトチーム（PT）のメンバーとして、土壌汚染対策などの報告書をとりまとめた。私自身、通産省に入省後3年目に資源エナルギー庁石油部流通課でガソリンスタンド（GS）について担当した経緯もあり、私が中心となってとりまとめた。

2.土壌汚染対策は、諸外国においても取り組まれている大問題で、特に、これまで一重穀であったタンクを「二重穀化」することが緊急の課題となっている。しかしながら、GSの平均の営業利益がわずか500万円/年、約8割が赤字という状況の中で、数千万円もの費用がかかる二重穀化はとても不可能である。さらに、実際に周辺の土壌に汚染があった場合の負担の大きさを考えれば、GSはやめように思っていてもやめられない、というのが現状である。

3.さらに、さとうきびなどから作るバイオエタノールの普及如何によっては、そのための設備投資も必要であり、土壌汚染対策と合わせて、かなりの設備投資が必要である。いずれにしても、道路交通網の中でGSは極めて重要なインフラであることは間違いなく、この視点からは官民あげての取組み・支援が求められているのである。