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若者と年配のおばさん
先週末、インド、香港、マカオと出張したが、インドから香港に向かうとき、ムンバイ国際空港で、日本人の二人の若者、二人のおばさんに出会った。 

二人の若者は、それぞれ一人でインド国内を旅していたとのことであったが、そのうち一人の女性は、何と2週間も一泊50ルピー(約125円)の相部屋の安ホテルで泊っていたとのことであった。もう一人の医学生の若者も、1泊100ルピーのホテルに泊っていたという。

一方で、おばさん方は、「私たち、5つ星ホテルしか泊まれないわー」と言い、年に何回も海外旅行に行っているという。

この対称的な姿とも、現在の日本である。比較的余裕のある年配の方々と金欠の若者。しかしこの二人の若者はたくましい。一人で何日もインド国内を旅しているのである。
そう言えば、私自身も、アメリカ留学中には、バッグ一つかついで、一人で旅して回ったものである。チリのイースター島や、エクアドルのガラパゴス諸島、ブラジルのイグアスの滝に、アラスカのくじら。 アフリカは、エジプトのピラミッド、ケニア・タンザニアのサファリ、ジンバヴェのビクトリア滝(おそらく、ナイアガラ滝も含めて世界3大滝を訪れた人は少ないだろう)、南アフリカの喜望峰…。その時は2000円くらいのホテルにも泊ったものだ。

若い時は見聞を広げるに限る。意欲のある若者、好奇心の強い若者など、しっかりと応援したい。時には危険な目に遭うかもしれないが、様々な経験を積んでほしい。今週金曜日(24日)には、「若若議連」(若者を応援する若手議員の会)を開く。会長としてしっかりと若者応援策をまとめたい。一方で二人のおばさん方も、老後を楽しんで欲しい。この方々の世代が、戦後苦労してこの国の繁栄をつくってきたのである。心よりエールを送りたい。