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韓国国会議員とワークショップを開催
1.17日(金)午後から18日(土)にかけて、約10時間、韓国の国会議員6人と、意見交換を行った。
2.靖国や竹島の問題で、友好の中でも激しい議論の応酬となったが、韓国側から「日本はかつて『脱亜入欧』であったが、最近は『通米入亜』だ。アメリカべったりではないか。アメリカを通じてしかアジアの国々と接触できないのではないか。」と言われたので、私より「民主主義、自由主義、資本主義の価値を共有する日本、アメリカ、韓国がしっかりと手を結んで、役割分担をしながら、平和と繁栄の輪・ルールの中に、北朝鮮、中国、ロシアといった国々を取り込んでいくことが大事だ。むしろ韓国の『バランサー国家論』が北朝鮮や中国に 寄りすぎた考え方ではないか。」と指摘した。
3.さらに、コーディネーターを務められた有名な政治学者・ジェラルド・カーティス・コロンビア大学教授より、「米国から見ていると、韓国は『脱米入中』に見える」と韓国に対し、厳しい指摘がなされた。韓国側の代表格の金富謙(ウリ党)議員からは「廬武鉉・政権の生まれた頃とは違う。韓国の平和のためには日本、米国との連携・同盟が大事だ、との認識を共有している。」との話があった。
4.また、コメンテーターの韓昇洙・元副首相より「両国とも(また、世界中で)、政治が『大衆化』し、ややもするとポピュリズム(大衆迎合)になりやすい。民族主義をあおり、対外的に強硬になることにより、国内の支持を上げる、といったことにおちいらないようにしてほしい」と言った御指摘を頂いた。
5.私からは「世界経済が国際化する中で、各国とも『民族主義』が起こるのは自然。しかし、『開かれた民族主義』の国こそが平和と繁栄を享受する」、また「その観点からも、日韓FTAの交渉を一刻も早く再開すべき」と申し上げた。このことは、全員の共通の認識になったようであったが、韓国側より「米国とのFTA交渉が始まり、人員を日韓の交渉にさけなくなっている」との声も出された。
6.いずれにしても、本音の議論ができたと思う。民主主義、自由主義人権といった価値を共有する日韓両国が、アジアの平和と安定に向けて、未来志向でしっかりと信頼関係を構築することが大事である。
この週末は、香港・マカオ出張である。金融制裁についてしっかり議論したい。
2.靖国や竹島の問題で、友好の中でも激しい議論の応酬となったが、韓国側から「日本はかつて『脱亜入欧』であったが、最近は『通米入亜』だ。アメリカべったりではないか。アメリカを通じてしかアジアの国々と接触できないのではないか。」と言われたので、私より「民主主義、自由主義、資本主義の価値を共有する日本、アメリカ、韓国がしっかりと手を結んで、役割分担をしながら、平和と繁栄の輪・ルールの中に、北朝鮮、中国、ロシアといった国々を取り込んでいくことが大事だ。むしろ韓国の『バランサー国家論』が北朝鮮や中国に 寄りすぎた考え方ではないか。」と指摘した。
3.さらに、コーディネーターを務められた有名な政治学者・ジェラルド・カーティス・コロンビア大学教授より、「米国から見ていると、韓国は『脱米入中』に見える」と韓国に対し、厳しい指摘がなされた。韓国側の代表格の金富謙(ウリ党)議員からは「廬武鉉・政権の生まれた頃とは違う。韓国の平和のためには日本、米国との連携・同盟が大事だ、との認識を共有している。」との話があった。
4.また、コメンテーターの韓昇洙・元副首相より「両国とも(また、世界中で)、政治が『大衆化』し、ややもするとポピュリズム(大衆迎合)になりやすい。民族主義をあおり、対外的に強硬になることにより、国内の支持を上げる、といったことにおちいらないようにしてほしい」と言った御指摘を頂いた。
5.私からは「世界経済が国際化する中で、各国とも『民族主義』が起こるのは自然。しかし、『開かれた民族主義』の国こそが平和と繁栄を享受する」、また「その観点からも、日韓FTAの交渉を一刻も早く再開すべき」と申し上げた。このことは、全員の共通の認識になったようであったが、韓国側より「米国とのFTA交渉が始まり、人員を日韓の交渉にさけなくなっている」との声も出された。
6.いずれにしても、本音の議論ができたと思う。民主主義、自由主義人権といった価値を共有する日韓両国が、アジアの平和と安定に向けて、未来志向でしっかりと信頼関係を構築することが大事である。
この週末は、香港・マカオ出張である。金融制裁についてしっかり議論したい。