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ロシアを想う
五色町での「北方領土歴史サミット」で挨拶をしました。五色は、高田屋嘉兵衛翁の出身地で、あの司馬遼太郎氏の名著「菜の花の沖」には涙したものですが、島外の嘉兵衛翁ゆかりの方々を招いてのフォーラム、なかなか意義深いものです。
北方領土については、ロシアとの交渉はやや硬直状態の様相であり、焦らず少し落ち着いて取り組んだ方が良い感じがしています。もちろん、主張続けることが大事ですし、機会を見付けて取り上げることが必要です。そして、いつか必ずロシアが日本の助けを必要とするときがくるはずですから、そのチャンスを逃さず、一気に働きかけることが大事です。ロシアは、中国に対し潜在的な危機意識を持ってますし、投資や経済改革には日本の力が必要なはずです。現に、トヨタの工場進出ではプーチン大統領が大いに喜んでくれました。石油資源を考えても、対中国戦略を考えても、日本にとって大事な国です。お互いが戦略的パートナーとしてしっかりとした信頼関係を築くことが大切です。来月のプーチン大統領来日も大事な節目。プーチンと個人的な信頼関係のある森前総理にもガンバって頂かなければなりません。しっかりとサポートしていきます。