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医療費の抑制について
1.増大する医療費を抑えるため、党内・国会において様々な議論が行われている。そもそも、日本の医療費は多いのか、少ないのか? 一人当たりの年間医療費で比べると、約31万円(ちなみに1位の米国は66万円)で世界第9位であり、総医療費を対GDP比で比較すると、7.9%で世界で17番目である(ちなみに第1位の米国は14.6%)。
2.このように、人口や経済規模で見る限りは、他の先進国と比較して決して多いわけではなく、また、平均寿命では世界最長寿国の一つとなるなど、私自身は、日本の医療制度は基本的に世界に誇れるものだと認識している。
3.しかし、もちろん改善すべき課題は多い。
① 他の先進国と比較して医療費自体は高くないとしても、最近の高齢化に伴
う急速な増大は、国の財政状況も鑑み、やはりその伸びを抑えるべく知恵を絞
らなくてはならない。
②そのためには、例えば、糖尿病、高血圧性疾患などの生活習慣病の予防、そ
してそのための健診受診率の引上げ(現状約6割→9割に引上げ)、国公立病院
のムダ削減・効率化、医療の情報化の推進(レセプト請求の電子化など)、など
できることはすべてやらなければならない。
③また、『三時間待って3分診察』の改善である。裏を返せば国民皆保険のもと 「フリーアクセス」という素晴らしい制度であり、我が国では誰もが3時間待てばどの医師の診察を受けれるわけであるが、さすがに3時間待ちはひどい。また、平均在院日数を国際比較しても、日本の38日に対して、米国7日、仏13日、独11日と日本は著しく長い。このような視点から、病院と診療所の役割分担、いわゆる「病診連携」をしっかりと進めていくことも大事である。
4.いずれにしても、これから年末に向けてしっかりと議論してまいりたい。
2.このように、人口や経済規模で見る限りは、他の先進国と比較して決して多いわけではなく、また、平均寿命では世界最長寿国の一つとなるなど、私自身は、日本の医療制度は基本的に世界に誇れるものだと認識している。
3.しかし、もちろん改善すべき課題は多い。
① 他の先進国と比較して医療費自体は高くないとしても、最近の高齢化に伴
う急速な増大は、国の財政状況も鑑み、やはりその伸びを抑えるべく知恵を絞
らなくてはならない。
②そのためには、例えば、糖尿病、高血圧性疾患などの生活習慣病の予防、そ
してそのための健診受診率の引上げ(現状約6割→9割に引上げ)、国公立病院
のムダ削減・効率化、医療の情報化の推進(レセプト請求の電子化など)、など
できることはすべてやらなければならない。
③また、『三時間待って3分診察』の改善である。裏を返せば国民皆保険のもと 「フリーアクセス」という素晴らしい制度であり、我が国では誰もが3時間待てばどの医師の診察を受けれるわけであるが、さすがに3時間待ちはひどい。また、平均在院日数を国際比較しても、日本の38日に対して、米国7日、仏13日、独11日と日本は著しく長い。このような視点から、病院と診療所の役割分担、いわゆる「病診連携」をしっかりと進めていくことも大事である。
4.いずれにしても、これから年末に向けてしっかりと議論してまいりたい。