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南アジア・中東出張報告(その④:ヨルダン編)
1.三度目のヨルダンである(2009年5月(2009年5月25日活動報告参照)、2006年5月(2006年5月11日活動報告参照)。首都アンマンでは、落ち着いた中にもアラブ特有の活気に満ちた街である。ニョキっと高層ビルも建設され(写真①、②)、「スーク」(市場)の近くは人と車で賑わう(、④、⑤、⑥)。有名な店()でのデザート「カナーフェ」()は、甘い中東の香りだ。

2.アブドッラー国王は、同じ時期に友人として面談して頂いた。日本とヨルダン関係について、様々な議論を行った()。ムルキー産業貿易大臣とも経済発展についての協力関係構築について意見交換()。

そして、たまたま、ヨルダンを選び研修に来ている、日本の大学生の皆さんに挨拶()。ヨルダンの重要性等について話した。

3.ヨルダンは、資源の乏しい国だが(最近ではウランの埋蔵が確認されているが)、イスラエルとも一定の関係を有する、中東和平を実現する上で極めて重要な国だ。砂漠の中の国だけに、大きな産業があるわけではないが、米国はこの国の重要性を考え、米国・ヨルダンの2国間のFTA(自由貿易協定)を結んでいるくらいである。日本からすると、遠いアラブの国だが、中東の安定、即ち石油の安定供給を考えると、極めて大切な国である。大変親日的な国で、日本の技術への信頼も厚い。原子力発電含めて、是非、ヨルダンの期待に応えたい。