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釜石、大槌町、大船渡視察。
1.9月2日(金)~3日(土)、岩手県釜石市、大槌町、大船渡市を訪問した。県議選に立候補している自民党候補の応援を兼ねて、現地の視察を行ったものである。

2.釜石は、JR釜石線釜石駅前の新日鐵釜石製鉄所は何事もなかったかのように稼働している(写真①)が、この製鉄所の前の国道283号線は、水に浸ったとは信じられない。ここから港へ向かっていくと、津波の威力をまじまじと見せつけられると同時に()、港町が壊滅的になったままであることに驚かされる()。また、津波の威力は堤防を破壊したことでもよく分かる()。

3.早朝、県議候補者とともに駅前に立つが()、大震災のあとだけに大変やりにくい。しかし、復興のためには、自民党が民主党の尻をたたき、引っ張っていかなければならない。その被災地の最前線を走り回ってくれる元気な県議には、被災者の声をしっかり受け止め政策実現に頑張ってもらわなければならないのである。

4.大槌町は、約6割の家が流され、廃墟のような状態である()。ガレキは積み上げられているが、その処理はまだ見えてこない()。子ども番組「ひょっこりひょうたん島」のモデルとなったひょうたん島は健在だが、すぐ近くの堤防は破壊されている()。作家・井上ひさしさんの名著「吉里吉里人」の舞台となった、無人駅「吉里吉里駅」は高台にあったため無事である()。

5.大船渡もひどい状況である()。仮設住宅を何ヶ所も回った(、⑫)。皆さん、大変厳しい生活をしておられるが、復興公営住宅のメドは立たず、将来の生活設計ができずに不安でおられる。一日も早く方向性やタイミングを示してあげなければならない。

6.いずれにしても、復興のスピードが極めて遅い。もう震災から6カ月である。東京での報道は少なくなるが、ガレキ処理や街づくりは全くメドが立っていない。岩手の実力者小沢一郎代議士は、地元でありながら、この被災地に一度も入っていないとのことで、小沢氏や民主党への不満が高まっていた。党派を超えて、一日も早い復興に力を合わせなければならない。