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安倍総理に随行し、中東・アフリカに出張。
1.平成26年(2014年)が始まりました。この正月は、元旦、2日と東京で過ごしました。太平洋側は穏やかでしたが、日本海側は大雪であり、警戒しながらの在京防災当番でしたが、長女が大学受験のため、過去の入試問題を一緒に解いたりしながら、私も書類の整理や本棚の片づけなどに精を出しました。
3日から地元で始動、地元の神社に参拝した他、新年互礼会や消防団初出式に出席しました。
また、7日から内閣府で公務をスタート。早速、第1回国家戦略特区諮問会議に出席するとともに、いわゆるマイナンバー法施行に合わせて設置される特定個人情報保護委員会の発足に際して、その看板を設置しました。(この委員会は、個人情報の適正な取扱いを確保するため、漏洩や不正利用が行われることがないよう、監視監督を実施するものです。)

本年は、第三の矢である「成長戦略」の実行の真価が問われる正念場です。消費税増税を乗り越えて、日本経済全体が持続的に経済成長をしていき、地域の津々浦々までアベノミクスの効果を実感して頂けるよう、全力で取り組みます。本年もご指導ご支援のほどよろしくお願いいたします。

※ 政治家が年賀状を出すことや新年の挨拶を書いてFAXで送ることは、法律で禁じられております。ご理解賜れば幸いです。

2.1月9日~14日まで、安倍総理に随行して、オマーン・コートジボアール・モザンビーク・エチオピアを訪問し、その後、15日~18日は、PKO担当副大臣として、ウガンダ・ヨルダンを訪問します。
① オマーンは、日本オマーン友好協会会長(休職中)として何度も訪問しています。オマーンは、ホルムズ海峡の外にある唯一のアラブの国であり、政治や社会が極めて安定していることから、地政学的に極めて重要なアラブの穏健国です。また、産油国とはいえ、埋蔵量もあと20年くらいであるがゆえに人材育成や技術開発を重視していることは、我が国と共通の問題意識で、先代国王が神戸から夫人を迎えたこともあり、歴史的にも日本に対する感情は極めて良好なものがあります。
② 私は日本・アフリカ連合(AU)友好議員連盟の事務局長を務めていますが、コートジボワールは、私にとって初めての訪問です。西アフリカの中心であり、今回の出張でも、西アフリカの何人かの首脳がコートジボワールに集まってくれる予定です。
③ モザンビークは2年ぶり3回目の訪問になります。現在、新日鉄の原料炭採掘のプロジェクトやサハリンの数倍の埋蔵量と言われる三井物産の天然ガスプロジェクトが進むなど、日本からの投資がもっとも活発な国の1つで、約30社の民間企業とともに訪問します。前回の訪問では、与党フレリモ党の50周年党大会で、自民党を代表してスピーチしました。
④ エチオピアは、4年ぶりの訪問になりますが、AU(アフリカ連合)本部もあるアフリカの中心です。
⑤ 南スーダンでは約400名の自衛隊が活動していますが、部族間の争いを背景として、キール現大統領派とマシャール前副大統領派の衝突が継続するなど、予断を許さない状況です。治安の状況などの把握のため、国連の支援拠点がある隣国ウガンダを訪問します。
⑥ ヨルダンは、内戦が継続するシリアの隣国で、シリアからの難民が50万人を超えている状況です。シリア情勢について、これまでも何度かお会いしているアブドッラー国王とも意見交換する予定です。

いずれにしても、中東・アフリカは、日本にとって資源・エネルギー確保の観点から、また、アジアの次に成長する地域であり、新たな市場開拓やインフラ輸出の観点から、極めて重要な地域です。安倍総理をしっかりお支えしながら、こうした国々と我が国との信頼関係を構築してまいります。


テレビ出演のお知らせ
○ 1月20日(月) 日本BS放送・BS11 21:00~21:54
「本格報道IN side OUT」 テーマ「どうなる?TPP」(仮)
  • オマーンのカブース国王の宮殿(2006年7月)。
  • オマーンは、急激な発展や変化を望まない、穏健なイスラム国家として、米国やイランとも太いパイプを持つ大事な国で、落ち着いた雰囲気の中で発展しており、全体としての街中の様子は昔のままです(2011年11月)。
  • オマーンは、“シンドバット”が船を出したという港、要塞も健在、海洋国家として発展してきています(2011年11月)。
  • オマーンは、“シンドバット”が船を出したという港、要塞も健在、海洋国家として発展してきています(2011年11月)。
  • 尊敬するザワウィ・オマーン国王顧問とは、オマーン訪問したときは必ずお会いし、国際情勢等についてご指導頂きながら、意見交換をさせて頂きます(2011年11月)。
  • モザンビークにおいて、三菱商事と資源メジャーのBHPビルトンが出資しているアルミ精錬工場の「モザール」の工場の全景(2009年5月)。
  • 昨年5月に横浜で開かれたTICADV(第5回アフリカ開発会議)に来日されたゲブーザ・モザンビーク大統領との懇談の様子(2013年5月)。
  • 昨年5月に横浜で開かれたTICADV(第5回アフリカ開発会議)に来日されたゲブーザ・モザンビーク大統領との懇談の様子(2013年5月)。
  • エチオピアの首都アジスアベバの様子。アフリカ最貧国の一つだけあって、市場も雑然としています(2009年5月)。
  • 2009年当時、エチオピアのAU(アフリカ連合)本部ビルのすぐ横に、中国が150億円をかけて大ホールを建設していました。中国人も多く連れてきての工事ですが、どのようになっているか、今回訪問する予定になっています。
  • 2009年5月、ヨルダンのアブドラ国王とお会いしたときの様子。
  • 小高い丘に白い家が立ち並ぶヨルダンの首都アンマンの様子(2009年5月)。