1．6月15日から6月27日までブラジル、ベネズエラ、ボリビア、ニカラグア、アメリカに出張することとなった。
まず、ブラジルは、日本からの移民100周年の記念式典にご出席される皇太子殿下のご随行団（麻生太郎団長）の一員としての訪問である。100年前の4月28日に地元神戸港から出港した「笠戸丸」が6月18日にブラジル・サントス港に到着している。そのご縁もあり、井戸敏三・兵庫県知事も出席されると聞いているが、最初に移民された方々は、伝染病はじめ大変な思いで開拓を進められた（この点は、石川達三著「蒼氓」などに詳しい）。その子孫の方々・日系人150万人のためにも、ブラジルと日本の関係強化に取り組みたいと考えている。
特に、ブラジルは農業大国であり、話題のバイオエタノールの大生産地である。この機会に視察、意見交換を行いたいと考えている。

2．そして、そのブラジル移民100周年記念式典参列の前後に、ベネズエラとボリビアを訪問する予定である。
ベネズエラは、OPEC加盟の産油国であり、さらにオリノコ川流域には超重質油の「オリノコタール」が大量に埋蔵されている（石油換算約40年分）。また、トヨタの工場も南米の拠点の1つとして活動している。この機会に視察・意見交換を計画している。
ボリビアは、日本・ボリビア友好議員連盟事務局長として、昨年に続いての訪問であるが、この国も銅、亜鉛、天然ガスなどの生産国であり、また、ブラジル同様、日本から移民も多く（約1万3千人）、親日的な（反米であるが）大事な国である。今回は、2つの入植地「オキナワ移住地」と「サンファン農場」を訪問する予定である。

3．そして、在京大使アマードさんがメリーランド大学大学院の同窓であることから、中米の国・ニカラグアを経由してアメリカに行く予定である。大統領選の動向や日米同盟の今後、エネルギーや食料価格の高騰等について意見交換を行うつもりである。

4．長い出張であるが、帰国後このホームページで報告したいと思うし、その間は、このホームページは「今日の一枚」を中心とした更新となることをご理解頂ければ幸いである。