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四重苦(長寿医療制度、ガソリン税、飼料高騰、漁業被害)に真摯に耳を傾け、丁寧な説明。
1. 18日(日)、朝一番の飛行機で羽田から地元へ。
9時半、明石市グランドゴルフ大会で挨拶(写真①)。長寿医療制度について、丁寧に説明するが、私の「年金で月30万円くらいをもらっておられる方ぐらいまで医療保険料の負担は下がるはず」との説明に対して、「私たち、そんなにもらっていない。2ヶ月で30万円とかだ」「認識が間違っている」とのお叱りを頂いた。基礎年金の月額は6.6万円で、ご夫婦で約13万円であること、平均的な厚生年金受給者が、月16.7万円(即ち年間約201万円)であることも十分承知した上で、月の年金額が25~30万円より低い世帯の皆さんは(即ち、所得の低い方々は)「負担が下がっている」はずということを言いたかったのだが、誤解を招いたようである。今後は、説明の仕方にも細心の注意を払いたい。

2. その後、明石大橋を渡り、淡路の畜産市場へ。毎月18日は、市の日である。この日が平日ならなかなか来れないが、今日は日曜日。畜産農家の皆さんの声を聞きながら回る()。やはり「エサ代が高くなってこたえる」「牛の値も最近下がり始めた」「苦しい」といった声が多い。「飼料米の拡大」などの支援策を説明しながら、たくさんの激励も頂く。「あんたしかおらん」。この声を胸に心して頑張りたい。

3. 再び明石大橋を渡り、午後1時からの「明石海峡油被害抗議漁業者集会」に出席。3月5日の貨物船沈没事故以来、約52億円もの被害漁業被害が出ている。各省庁も共済の支払いなど、一定の取り組みをしてくれてはいるが、何の過失も責任もない漁業者からすれば、「泣き寝入りせざるを得ないのか」と納得できない気持ちが強い。漁業者の皆さんが、今後も安心して漁業を続けて行けるよう、目に見える形での政治責任を果たしたいと思う。この決意を皆さんに申し上げた(、④、⑤)。

4. 続いて、神戸メリケンパークでのエコカーワールド2008へ。
来週には、今年7月の北海道洞爺湖サミットの一環としての環境大臣会合が神戸で開催される。それに合わせて、今回の展示会が開催されたが、ありとあらゆるエコカーが勢ぞろいした。私も三菱自動車の電気自動車「i MiEV」やホンダの燃料電池車「FCX」などに試乗や充電などをさせてもらった(、⑦、⑧、⑨、⑩)が、加速感といい、乗り心地といい、一般車と全く変わらない。むしろエンジン音が無く静かで乗り心地が良いくらいだ。ちなみに「i MiEV」は、家庭のコンセントで約14時間充電(いわゆる「プラグ-イン」方式)すれば、約160km走るという。夜間電力で計算すると「1km走る費用は約1円」である。現在のガソリン車では、燃費が1ℓ当たり10kmとすれば、160円のガソリン1ℓで10km走ることから、「1km走る費用は約16円」となる。車体費用はまだ、300万円を超えるが、燃料代は10~16分の1になる。確実に時代は変化しているのである。ガソリン税収入が年間2.6兆円という前提が変わっていくのである。日本には、この技術力がある事を忘れてはならない。

5. 夕方、事務所スタッフと打合せの後、明石青果商業協同組合50周年懇親会。そして、明石市松が丘の集会へ。今日は、「西村やすとしに言いたいことを言う会」として、数十名の方に参加頂いた。長寿医療制度や、ガソリン税について、できるだけわかり易く説明する(、⑫)。たくさんの厳しいご意見や今の政治に対するご不満を頂いた。皆さんの声をしっかり受け止めて頑張りたい。

6. 関西空港からの最終便で上京。明日から2日間台湾出張だ。馬英九氏の総統就任式に出席する予定である。