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中国出張報告
1.温家宝首相の訪日を4月11日に控え、様々な意見交換を行ってきた。全体的には、安倍首相への期待感が大きく、日中関係がさらに発展していくことを望む雰囲気が強く感じられた。
2.しかしながら、一方で、東シナ海のガス田開発の件については、東京で行われた実務者協議においても進展が見られず、北京の対日政策関係者に対し、私から「海洋基本法」と「安全水域法」が4月3日に衆議院で可決されることなどを説明し、日本側の真剣度を伝えた。首脳間では「協調の海にする」、「共同開発」で合意しているのだから、お互いに知恵を絞らなければならない。
3.また、今回は、中国共産主義青年団(いわゆる「共青団」)の学校である「中国青年政治学院」で講義を行った。中国では、北京大、清華大と並ぶ高いレベルの大学で、いわば全国の政治リーダーの養成校である。現在の胡錦濤国家出席も共青団の書記の頃、この「中国青年政治学院」の校長も務めた。胡錦濤国家主席が共青団出身であることから、季源朝(江蘇省書記)、季克強(遼寧省書記)といった共青団出身の若手政治家が次世代のリーダー候補として注目されており、この「政治学院」も重要視されているのである。
4.いずれにしても、将来のリーダーの可能性を秘めた若い学生との意見交換は大変有意義であった。学生からは、「日豪関係」や「東シナ海」に関する質問などたくさんの質問がなされ、2時間を超えた講義となった。今後とも、未来志向で建設的な意見交換を進めていきたい。
2.しかしながら、一方で、東シナ海のガス田開発の件については、東京で行われた実務者協議においても進展が見られず、北京の対日政策関係者に対し、私から「海洋基本法」と「安全水域法」が4月3日に衆議院で可決されることなどを説明し、日本側の真剣度を伝えた。首脳間では「協調の海にする」、「共同開発」で合意しているのだから、お互いに知恵を絞らなければならない。
3.また、今回は、中国共産主義青年団(いわゆる「共青団」)の学校である「中国青年政治学院」で講義を行った。中国では、北京大、清華大と並ぶ高いレベルの大学で、いわば全国の政治リーダーの養成校である。現在の胡錦濤国家出席も共青団の書記の頃、この「中国青年政治学院」の校長も務めた。胡錦濤国家主席が共青団出身であることから、季源朝(江蘇省書記)、季克強(遼寧省書記)といった共青団出身の若手政治家が次世代のリーダー候補として注目されており、この「政治学院」も重要視されているのである。
4.いずれにしても、将来のリーダーの可能性を秘めた若い学生との意見交換は大変有意義であった。学生からは、「日豪関係」や「東シナ海」に関する質問などたくさんの質問がなされ、2時間を超えた講義となった。今後とも、未来志向で建設的な意見交換を進めていきたい。