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北海道・札幌に出張
1.3月21日(水)春分の日、札幌での党NPO特別委員会主催の「市民活動を考える懇談会」(いわゆる「NPOタウンミーティング」)に同委員会委員長代行兼事務局長の立場で出席した。春分の日ではあるが、雪が舞い散る肌寒い札幌であった。祝日、そして雪にもかかわらず、約50のNPO団体が道内各地から集まって下さり、活発な意見交換を行った。会場には、武部勤前幹事長、高橋はるみ北海道知事、清治まさと札幌市長選候補者予定者も来られ、一言ずつご挨拶を頂いた。
2.NPO団体の方々からは、
①資金調達についての苦労、支援等の要望、
②助成金申請のための作成書類の多さ、申請事務量軽減への要望、
③行政(特に札幌市)からのNPO団体への業務委託の際の公平性の担保の要望、
④道と市町村の連携への強い要望、
⑤障害者自立支援法関連の補正予算について、年度内執行が難しいことから、柔軟な対応の要請、
⑥税制上の優遇措置の対象となる認定NPO法人の認定基準の大幅緩和(ちなみに、北海道のNPO法人数1233のうち認定NPO法人はわずか2法人)などの多くの要望を頂いた。各々ごもっともな御指摘であり、一つ一つ丁寧に対 応してまいりたいと思う。まさしく「官から民へ」の大きな流れの中で、NPOの役割はますます大きくなっている。特に、行政の「パートナー」として重要な役割を果 たしてきてる。NPOの皆さんが環境をしっかり整備したい。
3.そして、この懇談会の終了後、夕方には、ITベンチャーの方々と意見交換、夜には同じく札幌に来られていた中川秀直幹事長と打ち合わせも行った。
札幌には北海道大学などの学生を中心に、若者たちが自由な発想で起業するという、ある意味でシリコンバレーにも似た雰囲気がある。私はこの雰囲気が大好きであるし、おそらく雄大な大地と大自然がそうさせるのだと思う。今回も10年ぶりくらいの友人にも会い、地域振興や日本のIT企業の在り方、札幌・神戸の各々のサッカーチームなどの話題で盛り上がった。北海道経済は、「たくぎん」(北海道拓殖銀行)の破綻以後、公共事業の大幅削減もあいまって、長い間の低迷が続いている。 そんな中で、IT関連の企業は総計3,000億円強の売り上げを維持し、がんばっているのである。例えば、コールセンターは、中国・大連や、九州・沖縄との激しい競争に直面しながらも、数十ものセンターの誘致に成功し、数千人の雇用を生み出している。 しかし、一方で、日本のソフトウェア産業全体に共通の「下請的な体質」、「国内市場のみを対象とする閉鎖性」など、難しい課題について、札幌のIT企業も同じ悩みを抱えている。 集まられた企業家の方々は、そのことも十分に認識しつつ、各々に失敗談を語り、夢を語っていた。彼らのさらなる活躍もちろん、彼らに続く「第2世代」の起業家の育成とともに、さらに次の世代である、現在学生の人たちの奮起も促したい。 そして、ベンチャー支援政策、地域振興策について、国の政策の再考も促していきたい。そんなことを考えさせられた札幌の夜であった。
2.NPO団体の方々からは、
①資金調達についての苦労、支援等の要望、
②助成金申請のための作成書類の多さ、申請事務量軽減への要望、
③行政(特に札幌市)からのNPO団体への業務委託の際の公平性の担保の要望、
④道と市町村の連携への強い要望、
⑤障害者自立支援法関連の補正予算について、年度内執行が難しいことから、柔軟な対応の要請、
⑥税制上の優遇措置の対象となる認定NPO法人の認定基準の大幅緩和(ちなみに、北海道のNPO法人数1233のうち認定NPO法人はわずか2法人)などの多くの要望を頂いた。各々ごもっともな御指摘であり、一つ一つ丁寧に対 応してまいりたいと思う。まさしく「官から民へ」の大きな流れの中で、NPOの役割はますます大きくなっている。特に、行政の「パートナー」として重要な役割を果 たしてきてる。NPOの皆さんが環境をしっかり整備したい。
3.そして、この懇談会の終了後、夕方には、ITベンチャーの方々と意見交換、夜には同じく札幌に来られていた中川秀直幹事長と打ち合わせも行った。
札幌には北海道大学などの学生を中心に、若者たちが自由な発想で起業するという、ある意味でシリコンバレーにも似た雰囲気がある。私はこの雰囲気が大好きであるし、おそらく雄大な大地と大自然がそうさせるのだと思う。今回も10年ぶりくらいの友人にも会い、地域振興や日本のIT企業の在り方、札幌・神戸の各々のサッカーチームなどの話題で盛り上がった。北海道経済は、「たくぎん」(北海道拓殖銀行)の破綻以後、公共事業の大幅削減もあいまって、長い間の低迷が続いている。 そんな中で、IT関連の企業は総計3,000億円強の売り上げを維持し、がんばっているのである。例えば、コールセンターは、中国・大連や、九州・沖縄との激しい競争に直面しながらも、数十ものセンターの誘致に成功し、数千人の雇用を生み出している。 しかし、一方で、日本のソフトウェア産業全体に共通の「下請的な体質」、「国内市場のみを対象とする閉鎖性」など、難しい課題について、札幌のIT企業も同じ悩みを抱えている。 集まられた企業家の方々は、そのことも十分に認識しつつ、各々に失敗談を語り、夢を語っていた。彼らのさらなる活躍もちろん、彼らに続く「第2世代」の起業家の育成とともに、さらに次の世代である、現在学生の人たちの奮起も促したい。 そして、ベンチャー支援政策、地域振興策について、国の政策の再考も促していきたい。そんなことを考えさせられた札幌の夜であった。