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インド・中東出張報告(その⑥)~カタール編~
【文章は7/22付けインド・中東報告(その⑤)~カタール編~と同じですが写真が変わっています。】       1.カタール・ドーハに着いた。12月のアジア大会を控えていることもあって、道路、高層ビルなど建設ラッシュである。しかもドバイに比べてユニークなデザインの建物が多い。
2.どうやら、ドバイを意識(ライバル視)しているようである。経済通産省の次官や局長は、強気であった。「ドバイは中東以外の窓口。ドーハはGCC六カ国の真ん中に位置する。GCCのゲートウェイを目指す」とのことであり、そのためのインフラ整備である。
3.これだけ投資できるのは、もちろん石油高のおかげであるが、カタールの強みは、「天然ガス」である。埋蔵量世界第三位を誇り、2011年にはプラントが完成し、LNG生産量世界一となる。ほとんどの売り先も確定しており、大変な自信である。そして、最初に取引を始めてくれた中国電力を筆頭に、日本に対しては大変好意的である。是非更なる信頼関係の“深化”に向けて努力したい。
  • アティーヤ石油ガス大臣と。この国の実力者の一人です。
  • ドーハの中心部を少し離れると、砂漠が続きます。
  • 世界初・最大のGTL(ガス・トゥー・リキッド)施設。天然ガスからナフサなどをつくります。
  • 不要なガス成分は燃やしています。
  • 淡水化施設。
  • カタールガス(LNGプラント)の本社。
  • カタールガスの方々と昼食を交えて意見交換。相手方の三人はフランス、オーストラリア、日本の出身で、いかに国際的なプロジェクトかが分かります。
  • LNG船の模型。世界最大規模のLNGプラントは日本の千代田化工が受注・建設し、運航は商船三井が担っています。
  • LNGプラントのコントロールルームで。
  • あの中東の衛星テレビ・アルジャジーラ本社。社員400人で、運営資金の80%(約100億円)は首長(エミール)が出していますが、内容について口出しすることはないそうです。
  • イスラエルのレバノン攻撃のニュースを生中継・生放送していました。
  • 近々スタートする英語放送チャンネルのキャスター席で。案内してくれたスーダン出身の女性と。英語チャンネルでは、その時々のトピックス・事件について、西欧、イスラム等々、様々な角度からの意見を中立的に紹介する方針だそうです。