BLOG
ベトナム紀行(その1)
1.先日、ベトナム北部の政治の都市ハノイと、南部の商業都市ホーチミンを訪問してきました。全人口の中間年齢が25才で、30才以下が50%を超えるというだけあって若い大変なエネルギーを感じました。
2.特に、どこに行ってもバイク、バイク、バイク。中には100ccに5人乗りも見かけます。ベトナム人はどのバイクも「ホンダ」と呼び、雨が降ってもカッパを着てたくましく運転しています。年間11000人の死者がある交通事故(日本は、年間の交通事故死8000人で、ベトナムの人口は約8000万人ですから、人口比では約2倍の事故率です)。ですが、町中ではさすがに時速40kmくらいしか出ませんから、車とバイクの波をかいくぐりながら、みんなそれなりにうまく運転しています。
3.日本企業は、ハノイに200社、ホーチミンに300社と言われていますが、日に日に増えています。「チャイナ+1」として、中国リスクを避ける観点から勤勉でかつ近いベトナムを選ぶ企業が多いようです。人件費も、800kmしか離れていない中国・広州の約半分くらいとのこと。キャノンの工場では約8000人が働き、今年は1000億もの売り上げになるとのことです。工場内では、いわゆる「改善」運動により、従業員の創意工夫が多く見られました。セロテープ台や照明も紙や木でつくっています。「ルールさえ教えれば、すごい戦力になる」とのことです。また、ホーチミンではソフトウエアの日系企業も毎月一社ずつ増えているとのこと。技術系の大学生のレベルも高いからです。今後、留学生やエンジニアの研修生など、日本にどんどん受け入れたいものです。
4.今度の新しいズン首相は「親中派」と見られていますが、ベトナム人と話していて、こんな話を聞きました。「我々ベトナムは、中国と過去15回戦って、13勝2敗だ」。潜在的に中国に対しては警戒心を持っており、これまでのODAも含めて、むしろ日本に対して親近感を覚えてくれているからです。
日本にとって、大事にしなければならない国の一つです。
2.特に、どこに行ってもバイク、バイク、バイク。中には100ccに5人乗りも見かけます。ベトナム人はどのバイクも「ホンダ」と呼び、雨が降ってもカッパを着てたくましく運転しています。年間11000人の死者がある交通事故(日本は、年間の交通事故死8000人で、ベトナムの人口は約8000万人ですから、人口比では約2倍の事故率です)。ですが、町中ではさすがに時速40kmくらいしか出ませんから、車とバイクの波をかいくぐりながら、みんなそれなりにうまく運転しています。
3.日本企業は、ハノイに200社、ホーチミンに300社と言われていますが、日に日に増えています。「チャイナ+1」として、中国リスクを避ける観点から勤勉でかつ近いベトナムを選ぶ企業が多いようです。人件費も、800kmしか離れていない中国・広州の約半分くらいとのこと。キャノンの工場では約8000人が働き、今年は1000億もの売り上げになるとのことです。工場内では、いわゆる「改善」運動により、従業員の創意工夫が多く見られました。セロテープ台や照明も紙や木でつくっています。「ルールさえ教えれば、すごい戦力になる」とのことです。また、ホーチミンではソフトウエアの日系企業も毎月一社ずつ増えているとのこと。技術系の大学生のレベルも高いからです。今後、留学生やエンジニアの研修生など、日本にどんどん受け入れたいものです。
4.今度の新しいズン首相は「親中派」と見られていますが、ベトナム人と話していて、こんな話を聞きました。「我々ベトナムは、中国と過去15回戦って、13勝2敗だ」。潜在的に中国に対しては警戒心を持っており、これまでのODAも含めて、むしろ日本に対して親近感を覚えてくれているからです。
日本にとって、大事にしなければならない国の一つです。