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GW出張報告(その2:ワシントンDC編①)
1.一年半ぶりのワシントンである。前回もそうだったが、今回も三日間びっしりの会議である。今回は、麻生太郎外務大臣のお声がけ(一本釣り?)で同行させていただくこととなり、大臣がいわゆる「2+2」(日米の外交担当大臣、防衛担当大臣の四人)の会議をする合間に、CSIS(米国国際問題研究所)のメンバーと安全保障問題を中心に集中的に議論をするというものである。

2.米軍再編問題、イラン情勢、イラク情勢など様々な議論を行い、大変に参考になった。特に、よく議論になったのが、韓国の現状に対する見方である。今回議論した米国の方々の間でも、楽観論と悲観論が交錯していた。ある人は「『友だち同士がケンカして、一番損をするのはあなた自身ですよ』ということわざがある。日本と韓国の関係がよくなくて、一番困るのは双方と同盟関係にある米国である」という言葉が印象に残った。自由、民主主義、資本主義といった価値を共有するのだから、韓国との関係を何とかしたいものだと思う。幸い日韓間では止まっているFTA交渉が米韓間で進んでいる。この交渉を通じて「共有する価値」を再確認できればと思う。

  • 加藤大使公邸で麻生外務大臣を囲んで。
  • CSISのマイケル・グリーン日本部長(左)、ホワイトハウスのヴィクター・チャ・アジア部長(右)と。
  • 麻生大臣と3日間、ご一緒しました。
  • 5月1日の夜は、私だけ別行動しました。べーカー前駐日米国大使、オマーンのザワイ博士と夕食。
  • アーミテージ前国務副長官と議論。麻生大臣もメモを取ってくれています。(右から4人目)。
  • 知日派のアーミテージ前副長官とは、大部分で意見が一致しました。
  • マイケル・グリーン氏、リチャード・マコーマック氏(元国務次官)の間で日韓関係について発言。
  • ジム・ケリー元国務次官補と。
  • トム・フォーリー元在日米国大使、ルトワック氏と。
  • 横田さんがブッシュ大統領と面接したあの通訳ポール・ハーシー(国務省)さんと。彼は日本の各新聞紙の一面トップの写真に写ってました。
  • カート・キャンベル元国防副次官補代理と。CSISでは珍しく、民主党(Democrats)。
  • 4/28全米に封切りされた「ユナイテッド93」を見ました。