BLOG

インド・タイ出張報告
1.10日(金)夜に成田を経ち、11日インド・コルカタ、12日タイ・バンコクで仕事を終え、13日(月)朝6時に成田に着きました。2泊4日(機中1泊)のハードな出張でした。

2.コルカタでは、①大渋滞を緩和するための都市交通の在り方について、そして、日本の協力の在り方について交通大臣と議論、②日本からの無償協力約20億円で建設中の下痢研究所(感染症研究所)の視察(神戸市の先端医療産業都市との連携を模索)、③コルカタを訪問中の日本からの中小企業約20社の方々と意見交換、④そして、今回の訪印の目的の一つであるコレリさんのお嬢様の結婚式に参列、と短い時間の中、あわただしいスケジュールをこなしました。

3.中でも、コレリさんの結婚式は有名ホテルの中庭・プールサイドで催され、素敵な花嫁、花婿を囲んで1000人もの方々が祝福に来られてました。コレリさんは日本でインド料理店も展開しておられ、日本からも、そしてインドの首都デリーからもたくさんの方が出席されてました。インドの結婚式は夜中まで延々と続きます・・・。

4.タイ・バンコクでは、日本の協力で設立されたTPA(Technology Promotion Association・タイ日経済技術振興協会)を訪問・視察しました。これまで約30年間で70万人を超えるタイ人の技術研修を行ってきています。日本のアジアへの協力の成功例として、今後のアジア外交の参考にしたいと思います。
 また、昨年11月にパンサック首相顧問の肝入りで設立された「タイ・クリエイティブ・デザイン・センター(TCDC)」も訪問しました。タイが単なる「ものづくり」の段階から、「デザイン」や「付加価値」を重視した産業育成に力を入れるべき段階に来ている証だと思います。このプロジェクトには日本のJetroも協力しており、3月末までの特別企画「日本のデザインのDNA」において、日本のデザイナーの作品の展示、セミナーが開催されています。日本のデザイナーのセミナーでは約200人ものタイの若いデザイナーの卵たちが熱心に参加していました。このセンター自体はまるで「六本木ヒルズ」の「アカデミー・ヒルズ」のような雰囲気で、タイの新しい時代の息吹を感じさせるものです。アジアの他の国々や中東・アフリカの国々にもこのような形の日本からの協力ができるようにがんばりたいと思います。

  • <インド・コルカタ編>
    西ベンガル州の交通大臣と意見交換。
  • 建設中の下痢研究所において。この労働者たちの1日の手当300~400円です。
  • 研究所の中は、地元の三洋電機の実験用冷蔵庫がたくさん納入されていました。
  • ゴミ捨て場などあちこちで人々が何か見つけては拾っています。
  • 自分の身長以上のものを頭に乗せて運んでいます。この道の上に、ゆりかもめが走ることになるかも・・・。
  • 素敵な花婿・花嫁と。
  • <タイ・バンコク編>
    TPA(タイ日経済技術振興協会)のスポン・前会長(現タイ高速道路社長)と意見交換。
  • 技術研修の施設で、地元明石の大和製衡(大和のハカリ)社のハカリを見つけました。かなりの年代ものです。
  • 「タイ・クリエイティブ・デザイン・センター(TCDC)」で、パンサック・首相経済顧問と。
  • TCDCのスタッフ、Jetroのスタッフと。日本人もタイ人もよく似ています。TCDCの雰囲気は、六本木ヒルズの「アカデミー・ヒルズ」のような雰囲気です。
  • 特別企画「日本のデザインのDNA」の入口。
  • タイの若いデザイナーたちが、日本のデザイナーの話に聞き入ってました。