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引き続き内閣官房副長官として山積する課題に全力投球 ~初心を忘れず、謙虚に丁寧に~
1. 先の自民党総裁選で、安倍総理が3選を果たしました。応援して下さった自民党員の皆様に御礼を申し上げます。安倍総理には、引き続きリーダーシップを発揮して、内外の山積する課題に丁寧に対応していただきたいと思います。
   私も内閣官房副長官に留任となりました。これまで以上に安倍総理・菅官房長官をしっかりと補佐し、与党と連携・調整しながら、安定した政権運営ができるよう、全力で取り組みます。気を引き締めて頑張ります。

2. 改造内閣はさっそく動き始めています。まず、(i)大阪北部地震、西日本7月豪雨、台風21号、北海道胆振東部地震などで被害を受けた地域の復旧・復興や、(ii)公立小中学校へのエアコン設置やブロック塀改修に対応するため、速やかに補正予算の編成作業を進めます。10月末にも予定される臨時国会の冒頭で成立させ、災害復旧を加速します。その上で、一連の自然災害で生じた課題を踏まえ、空港や電力など全国の重要インフラを緊急点検し、11月末を目途に対策をとりまとめます。また、河川やため池など、防災、減災、国土強靭化のための緊急対策を今後3年間で集中実施します。

3. 次に、第4次産業革命への対応です。世界の動きは急速に変化していますが、労働力不足が顕在化する中、ロボットやAIなどの技術革新を現場に積極的に取り入れ、労働生産性の向上を図っていくチャンスでもあります。例えば、金融法制の見直しなどを検討し、銀行を経由しなくても送金しやすくします。また、外国人労働力を一層活用できるようにするとともに、地方銀行等の統合・生産性向上を図るため、独占禁止法の適用の在り方を検討していきます。
更に、「生涯現役社会」の実現に向け、意欲ある高齢者の皆さんに働く場を準備するため、65歳以上への継続雇用年齢の引上げに向けた検討を開始します。その際、個人の実情に十分配慮し、多様な就業機会の提供となるよう留意します。糖尿病・高齢者虚弱・認知症の予防などにも取り組みます。
併せて、新卒一括採用の見直しや中途採用の拡大など、雇用制度改革についても検討していきます。中小企業で働く皆さんや公務員の働き方改革、仕事と生活の両立も、引き続き推進します。児童虐待についても、7月にとりまとめた緊急総合対策に基づき、児童相談所と警察の連携強化、児童福祉司の大幅増員など、根絶を目指して取り組みます。

4. 外交面では、先月、安倍総理の訪米に同行しました。日米首脳会談では、日米間の物品貿易を促進するための協定(TAG)の交渉開始で合意しました。その前提として、農産品については過去の経済連携協定で約束した内容が最大限との日本の立場を米国が尊重すること、協議の間は日本の自動車に追加関税が課されないことを確認しました。北朝鮮問題についても、トランプ大統領、文韓国大統領と、これまで以上に日米、日米韓で緊密に連携していくことで一致しました。何よりも重要な拉致問題の一日も早い解決に向け、総理自身が金委員長と向き合う決意も改めて表明されました。
訪米に先立ち、総理はロシアも訪問しプーチン大統領と22度目の会談を行いました。北方4島における共同経済活動等について着実に成果を挙げており、領土問題を解決し平和条約を結ぶという、70年以上にわたる課題の解決に引き続き取り組んでいます。

5. 憲法改正については、党の憲法改正推進本部の下でさらに議論を深め、作業を加速していきます。与党・野党を越えて、幅広い合意を得られるように努力してまいります。
今後とも、すべての人が「夢とチャンス」を持って生きていけるよう、全力で頑張ります。皆様方の引き続きのご指導・ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

【街頭演説会のお知らせ:児童虐待防止活動(ハッピーオレンジ活動)】
自民党女性局が行う街頭演説会に、西村代議士も参加します。お時間ある方はご参加いただければ。
○平成30年10月13日(土)13:00~ 神戸三宮センター街東口