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日銀、一歩前進。ニの矢、三の矢が必要。エネルギー政策、税制改正、中小企業対策の党内議論を先導。
1.2月14日(火)、日銀は、これまでの分かりにくい表現「物価安定の理解」を「物価安定の目途」と改め、消費者物価指数(CPI)上昇率1%を当面の「goal」(目途)と位置付けた。デフレ・円高脱却に向けた第一歩である。私が2月10日(金)の予算委員会で指摘した(2012年2月13日ブログ参照)ように、「物価安定の理解」は目標なのかどうかよく分からなかった。 この分かりにくい表現をようやく変えたわけである。私の質問がきっかけ、引き金になったとすれば、効果があったわけだが、デフレ脱却は容易ではなく、この先、さらなる対策が必要である。

2.また、日銀は今回「資産買入等の基金」を55兆円から65兆円に10兆円増額し、すべて国債買い入れを行うこととしたが、これまでも、5兆円、10兆円、と小出しに積み増ししてきただけに、これだけでは大きな効果は期待できない。外債購入を含めて、大胆な金融緩和政策が求められる。引き続き、議論を深め思い切った提案を行いたい。

3.2月15日(水)、朝8時から自民党本部の「総合エネルギー政策特命委員会」で自民党の対策の中間報告を取りまとめた(その内容はこちら)。党内にも様々な意見があるが、委員長代理として、現実的な方向性を打ち出した。その後、競馬議連で制度改正について議論。 9時、超党派の海洋基本法フォローアップ研究会。10時には、党本部に戻り、水産勉強会で、きれいになりすぎて魚が減った瀬戸内海の政策について専門家と意見交換(写真①)。12時には、財務金融部会で、24年度税制改正案、復興特別会計案等について議論。部会長として議論の整理を行う(写真②)。 13時からは、経産部会と合同で、中小企業の資金繰りについて議論(写真③)。

4.その後、議員会館の事務所で、来客や役所からの説明を受け、夕方にジムで汗を流した後、グリコ90周年、同僚議員のパーティなど3つ。そして、税制の勉強会。今日も分刻みのスケジュールだ。
  • 写真①
  • 写真②
  • 写真③