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国会に独立した「原子力事故調査委員会」設置へ。南スーダンPKOを考える。
1.国会に「原子力発電所事故調査委員会」を設置する法案が衆議院本会議で可決された。明日30日に、参議院で可決、成立する見込みである。
 当初より、政府内ではなく、政府とは独立した形で、事故調査委員会を設置することを求めて、塩崎恭久代議士をサポートしながら本法案づくりに携わってきただけに、感無量である。政府内の事故調査委員会については、それはそれで調査すればよいが、やはり、政府から独立したものでないと信憑性がない。一日も早く、この独立した「事故調査委員会」の立ち上げを行い、今回の不幸な事故を徹底的に検証して、世界の原子力発電所の安全確保に役立つようにしなければならない。世界中が注目しているのである。当然、原子力政策を進めてきた、自民党政権時代の意思決定も検証の対象となる。一日も早い立ち上げを求めたい。

2.また、29日午後には、自民党本部で、スーダンへのPKO派遣について政府から説明を受け、意見交換を行った。どうも生煮えのまま、結論が先にありきで、派遣を決めるような雰囲気である。治安の状況を含めてしっかりとした調査が必要である。また、司令部要員に加えてインフラ整備のための施設部隊の派遣も考えているようであるが、行政制度、司法制度などの統治機構の整備も急務である。そして、この分野のPKO派遣も日本に対してはニーズが強い。正に南スーダンの国づくりはこれからである。是非、こうした国づくりの分野でのPKO派遣も考えてもらいたい。