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バンクーバー・オリンピックに思う。生まれ変わるぞ、自民党!!
1.バンクーバー・オリンピックから目が離せない。悲喜こもごもの感動のドラマの連続だ。モーグルの上村愛子さんは、本当に残念だった。メダルに手がかかっていたが、最後の最後で第4位。悔しくてしょうがなかったであろう。また、日本人選手は出ていないが、男子スノーボード・クロスの激しいデッドヒートは見ていてワクワクした。最後の最後で、後から来た、アメリカのセス・ウェスコット選手がカナダのマイク・ロバートソン選手を追い抜き二大会連続の金メダル。こんな楽しい競技があったのか、と初めて知った次第だ。

2.そして、昨日は、男子500mスケートで長島圭一郎選手と加藤条治選手の銀・銅W獲得。思わず小学校の頃の札幌オリンピックのジャンプで笠谷・金野・青地の三選手の金・銀・銅メダル独占を思い出した。小学校の校庭の砂場で、友達と一緒に“(オレは)笠谷”とか“(ボクは)金野”とか言って、ジャンプの真似事をして遊んだことが懐かしい。話がそれたが、昨日は、長島選手と加藤選手でこうも違うのか、と強く印象に残った。長島選手は第一走で無理だと思われたが、「足がちぎれてもいい、転んでもいい」という気持ちで走って“銀メダル”。大喜びだ。他方、加藤選手は、高校生の頃からインターハイ3連覇など華々しい経歴で、将来を嘱望された選手。長い間のスランプを経ての今大会だ。本人も言っていたように、“金”を意識しての走りだ。それが、0.003秒差での“銅”メダル。“納得いかない”というのが、正直な気持ちだったのだろう。しかし、こうして、好敵手の二人だが、二人で競い合ってこそ、ここまで来たような気がする。

3.実は、政治家も、突然一人の偉大な政治家が出るのではなくて、よく「四天王」だとか、「七奉行」といわれるように、同世代の何人かが、切磋琢磨する中で、リーダーを生み出すのである。今の自民党で言えば、「政権政策委員会」だけが、中堅・若手中心に元気なメンバーで構成されているのである。このメンバーが知恵を競い合い協力し合いながら、政権奪回に向けて行動していくしかない。総裁選立候補の時から、主張しているように、このメンバーで“次の内閣”をつくり、予算委員会等の場で徹底的に論戦を仕掛けるべきなのである。そうして、初めて自民党の新しく生まれ変わった姿を見て頂けるのではないか。