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「自衛隊の国際平和活動に関する一般法(恒久法)」について議論。
1.5月28日朝8時、党本部にて「一院制の新国民会議を創設する議員連盟」。国会同意人事の整理を担当している者として、諸外国の仕組みの説明を聞く。

8時半「国際平和協力の一般法に関する合同部会」。主な論点は以下の4つである。

(1)我が国は「国際平和活動」として、これまで①停戦監視、②人道復興支援、③後方支援を行っているが、これらに加えて、④警護、⑤治安維持、⑥船舶検査の必要性が増している中で、この④~⑥の業務をどう考えるか。

(2)「集団的自衛権」と「武器の使用制限」は別の問題。「集団的自衛権」についての憲法解釈は変えないとしても、近くで活動しているNGOの日本人や他国の軍隊が危険な状況にある時に、それを防護する「駆けつけ警護」や任務遂行のための「武器使用」の範囲、基準について検討が必要である点。

(3)国連決議をどう考えるか、という視点。即ち、国際社会の取組みとしては、以下のような類型が存在する中で、どのように整理するか。

①「国連決議に基づき」国連の統括の下に行われる国連PKO

②「関連国連決議」を有する多国籍軍等

③国連の枠外で国連決議なしに行われる地域的国際機関による活動や有志国による協調行動等

(4)そして、国会の関与をどう考えるか。

①現行法においては、実施計画・基本計画についての国会への報告や自衛隊の部隊等による活動の実施についての国会の承認を規定。

②一般法において、協力対象となる国際的取組の形態や我が国が行う活動の種類に応じて、いかなる国会の関与の在り方を定めるか。

以上のような点について、今後議論を詰めることとなるが、私が事務局長を務める「新世紀の安全保障体制を確立する若手議員の会」においても、自・公・民の三党を中心に議論を深め、超党派での法案の取りまとめを目指して頑張りたい。

3.その後、国土交通委員会で一般質疑(何を質問しても良い)。そして、党改革実行本部・国会改革小委員会。国会同意人事において、後任が決まるまでの間、前任者が引き続き任務を行う「職務継続規定」を提案。

4.今日も、地元淡路の二校(中学校)が、国会見学。「ねじれ国会」の状況を説明しつつ、超党派での若手の結集を考えていることなどを話す。

午後には、超党派の「新世紀の安全保障体制を考える若手議員の会」。今日は、北岡伸一・元国連特命全権大使をお招きして、安保理改革について、意見交換を行う。私は、事務局長として、議論を整理(写真)。

5.夕方には、マダガスカル関係者と懇談し、その後、来日中の西オーストラリア州のローガン資源エネルギー大臣と食事会。石炭、鉄鉱石、天然ガスの宝庫の西オーストラリア州であり、我が国にとって極めて大事な地域である。心して、信頼関係の醸成に努めたところ、意気投合し、この秋の訪豪を約束したところである。

そうこうするうちに、結局、帰宅は12時前。明日は、アフリカ開発会議に出席のため来日中のアフリカ首脳と面談するため、朝から開催地の横浜に向かう予定である。そう考えながら就寝。